今日は赤坂ACTシアター13時開演のミュージカル
「黒執事~千の魂と堕ちた 死神~」を観に行きました。
原作:枢やな(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
脚本・構成・作詞:岡田麿里
演出・構成:福山桜子
出演:松下優也/田中偉登
良知真次/中河内雅貴/植原卓也/井出卓也/輝馬
鷲尾昇/河原田巧也/松田沙紀/高木俊/寺山武志
和泉宗兵/佐々木喜英 ほか
<あらすじ>
19世紀イギリス、ヴィクトリア女王の裏の仕事を請け負う“貴族”
ファントムハイヴ家の執事セバスチャン(松下優也)は、
のろわれた運命を持つ若き当主シエル(田中偉登)の影となり、
裏社会の事件を闇で片付けていた。ある日、二人は女王の命令により、
ロンドンで続発する無差別殺人事件の捜査に乗り出す。
一方、"魂を回収する仕事゛を担う死神派遣協会では
"回収されない魂゛の異常発生が問題になっていた。
死神ウィリアム(輝馬)は、死神アラン(中河内雅貴)と
その相棒エリック(良知真次)に調査を命じる。
事件に迫る二組、それはあまりに切ない悲劇の幕開けだった…
<タイムテーブル>
長男が愛読していて、家に漫画本があるけど読んだ事は無く、
舞台のミュージカル「黒執事」は今回が初見でした。
オペラが流れる中、開演前のアナウンス、「携帯電話の電源は…云々…」の後
「開演時間に席に着いていない人間は、容赦無く狩らせていただきます」
ってこれを聞いた時点でますますワクワク感が高まった。
松下優也君、初めて観ましたが、燕尾服がとってもお似合いで、
360度どこから見ても美しいですねぇぇ (´∀`)
背筋ピーンと伸びて、白の手袋がまぶしいぃぃぃ
舞台はもっとシリアスな感じなのかと思ったら、ギャグやコントも
盛り込まれていていっぱい笑った。
冒頭のシエルが鳥かごから消えたり、一瞬でセバスチャンの横に出てきたりは
イリュージョンショーを観ているみたいだったし、大音量のロックに合わせて、
キャストがダンスしたり、バク転したり、戦ったり、
本物のオペラ歌手、バレリーナも出てきて、ショーのような贅沢な舞台でした。
グレル役の植原卓也さんの女装キャラが際立って面白かった~
刑部のフレッド役の高木俊さんと、同じく刑事のシャープ役の
寺山武志さんは本物の漫才コンビかと思う位自然なボケ、ツッコミだし、
毎回アドリブを変えて日替わりネタも入れていくってすごい。
シエル役の田中偉登君、初舞台との事で、歌難しかったかな…
今後の舞台に期待したいです。
死神派遣協会の皆さんは黒のスーツがビシっと決まって皆さん素敵でした。
私はウィリアム・T・スピアーズ役の輝馬さんがお気に入りかも…
この中で舞台を観た事があるのはエリック役の良知君だけで、
他のキャストは初めておみかけする役者さんばかりでした。
中河内雅貴さんは目力がすごいですね。歌も上手かった。
エリックが、アランを救う為に殺人まで犯すって、まるで「スリル・ミー」
階段で二人で歌うシーンは、スリミの「優しい炎」のシーンのようだった。
ただの友情?愛情も入っているのかな…
アンサンブルの皆さんも「アリス・イン・ワンダーランド」や、
「ロックオペラ・モーツアルト」等でも活躍されている方々もいて、
ダンスも迫力があって良かった。
何より漫画の世界そのまま(漫画読んでないけど)の雰囲気が
再現されているのが素晴らしいですね。
日本発のこの舞台が世界に広まったらいいのに…