今日はシアターコクーン14時開演の「影武者独眼竜」を観に行きました



日常&観劇日記


<出演>

MAKIDAI、片岡愛之助、福田沙紀、山崎銀之丞、平沼紀久、有森也実、

KEIJI、秋山真太郎、黒川恭佑、松本有樹純、高野 愛、杉山圭一、犬飼淳治、

鈴木利典、上原健太、塚田知紀、村井 亮、玄也、石井靖見、片岡愛一郎、

横田晃大、飯塚大夢、深堀未来、吉森 巧



<ストーリー>

幼少期に患った病気によって片目が見えなくなり、その容貌から母親に

忌み嫌われて、絶望する伊達政宗が伊達家軍師、片倉小十郎(片岡愛之助)の

支えによって、家臣と共に天下統一を目指す豊臣秀吉との決戦に備える話
母親からの嫌われ方が尋常じゃ無く、「オペラ座の怪人」の幼少期を描いた

「PHANTOM」の話を思い出してしまった。




観客が若い女性はEXILEファン?着物の年輩の女性は歌舞伎ファン?

客層が両極端で面白かったあせる

今日だけなのか、いつもなのか分かりませんが、客席中にカメラが入っていて

いたる所から撮影していました。コクーンはキャストが通路を通る事が多いので

期待しましたが、この舞台ではそれは無かったのでちょっと残念

めずらしくせっかく通路に近い席に座れたのになぁ…うまくいかないもんだ汗




時代設定は戦国時代なのですが、衣装は劇団新幹線を思わせる

西洋風のテイストが入った和服。ヒョウ柄、金糸、銀糸の刺繍が

入った着物やオーガンジー、サテンのような素材をふんだんに使った

豪華な衣装の数々ラブラブバックに映る映像やライトの当て方、

ちょっとお笑いが入る演出が新幹線の舞台に似ている感じでした



日常&観劇日記


伊達政宗役のMAKIDAIさんカッコ良かった~イメージピッタリのはまり役

豊臣秀吉からもらった銃をふところから出すシーン、何かにひっかかったらしく

なかなか取り出せなくて大変そうでした( ´艸`)

妻役の福田沙紀ちゃんとのいちゃいちゃシーン、普段テレビでは見る事の出来ない

MAKIDAIさんのおちゃめな姿がかわいかった~




軍師、片倉小十郎役の片岡愛之助さんもただの一家臣というわけでなくて、

主君にもちゃんと意見する強い軍師。歌舞伎役者さんてやっぱりすごいんだと

つくづく実感!演技ももちろんですが、声の出し方や聞き取りやすさが

抜群に良くて愛之助さんの出演される歌舞伎を絶対に観に行こうと思いました




政宗の妻の愛姫役の福田沙紀ちゃん、白い着物の下が

チューリップの花びらのように重なっていて、袖がオーガンジーのようになっている

ゆめゆめしい着物の衣装。対立する親子関係をなんとかとりもとうとする

けなげでやさしい奥さん。声が良く通って聞き取りやすかった。




有森也実さんは政宗の母、保春院と喜多の2役。保春院では政宗の容姿を

嫌い、疎ましがって殺そうとまでするのに、喜多は恋人の片倉小十郎と

一生懸命政宗をサポートして守ろうとする真逆の難しい役どころ。

演技がうまくて最初どちらも有森さんがやっているとは気が付かなかった




伊達成実役の山崎銀之丞さん、めちゃくちゃシブ~イ!

ただ普通にセリフをしゃべっているだけなのにとにかくシブ~イ!
冒頭、政宗の妻を籠に迎えに行くシーンではコントを見ているようで

笑える所がたくさんありました




しのびのトウキチローと豊臣秀吉の2役をやったKENJIさん、最後まで

政宗に忠誠を誓って死んでいく役と無理難題をふっかける秀吉の役の2役

これまた両極端の役でした。最後まで政宗に恩義を感じ政宗を慕う

トウキチローの深い忠誠心にホロッときましたしょぼん




殺陣がとにかくカッコ良かった。切られ役の倒れ方が今まで観た殺陣の中で

一番盛り上がる倒れ方でした。格闘シーンもバク転があったり…

最後は皆並んで「Rising Sun」を踊ってカーテンコール。

生「Rising Sun」、やっぱりすごい!MAKIDAIさんとKENJIさん、かなり長い事

踊っていたけど、全然息切れしてなかった叫び

片岡愛之助さん、「EXILEファンの皆さん、歌舞伎も観に来て下さい」と挨拶

近々観に行きた~い!既に歌舞伎ファンになりかけている私音譜