今日は三谷幸喜演出のチェーホフ「桜の園」を観に行きました
<ストーリー>
借金で桜がたくさん植えてある美しい邸宅を手放さなければならなくなり、
親族と使用人と家庭教師まで巻き込んででああでもない、
こうでもないと話合うが解決にはいたらず、
結局競売にかけられて、屋敷を購入したのは今や成功して実業家になった
屋敷で働いていた農奴の息子だった、というお話
開始10分程前になると、家庭教師役の青木さやかさんが出てきて、
AKBの「ヘビーローテーション」の曲で
「ワーリャ、アーニャ、ドゥニャーシャ、ヤーシャ、
似たような名前ばかりだけど観てれば分かるから~」
というような替え歌を歌い始め、客席に手拍子を催促
一通り歌い終えた後「休憩無しの2時間11分16秒の公演になりますので
トイレに行きたい方は今の内に行っておいて下さい」という注意喚起
その後の劇場内にはおきまりの
「上演中は携帯電話の電源をお切りください」
の後、なぜかロシア語?で同様の注意アナウンス
「ピロシキには焼きピロシキと揚げピロシキがあります」
という日本語の後ロシア語(会場クスクス笑い)
「イクラはロシア語で魚卵という意味です」日本語&ロシア語(笑)
「黒いイクラとはキャビアの事をいいます」日本語&ロシア語(爆)と
始まる前から三谷ワールド炸裂
<キャスト>
セットが完全に2階の部屋の設定なのに、
皆バルコニーから出入りして、使用人が
「皆さん何でここから出入りするんですか!」
と言いながらカーテンを閉める
使用人の一人が楽器をかなでながら歌を歌っていると
使用人二人目も歌い出すがものすごい音痴
執事が耳が遠くて3年前からボケ始めている
「あら、年をとったわねぇ」といわれて、
「はい、おとといです」と答えて会話がかみ合っていない
青木さやか演じる家庭教師、手品が得意で
もう一人の家庭教師、藤井隆のブーツをこっそり内緒で手品に使い、
びしょ濡れにするが、不思議がる藤井を前に知らんぷりを決めこむ
青木さやか、身の上話をして、
「私は私生児で育ったので、自分が何歳なのかも分からない。
38歳なのか、24歳なのか…」と言うと横から使用人の一人から
「24歳には見えないから」とつっこみが入る
右隣の席の女性がところどころツボにはまってしまったようで、
笑いを必死にかみ殺して耐えていたんですが、
体が笑いでプルプル震えていた為、
私の座席までガタガタ振動が伝わってきて
電動マッサージ機に座っている気分になり、困りました~
パルコ劇場ボロいですワ
チェーホフ初心者の私でも何も考えず、楽しんで観れました
本当面白かった