もういない
私の数少ない恋愛遍歴
その人は時代の後押しもあって確かにひとなつこく魅力はあって
見せつけるように色んな人脈を見せてくれたし
なんの力も持たずに海外に飛び出して
そこそこ食べていける仕事を作り出した
そのことを誇っていてよく私に自慢した
人見知りはしないけれど
社交的だとは思っていない自分は
たぶんそこに惚れたんじゃない
彼がいくらお金稼ごうがもてようが
そんなのどうでもいいことだったから
私のなにをみてんだろうな
と
いつもめんどくさそうに聞いてたと思う
それに苛立たず面白がってるようなとこが
好きだったんだと思う
仮に生きていて
もう一度出会えたとしても
訳知り風に人生語られたら
多分キレる
それくらい人生は千差万別だ
頑なになりたくない
やわらかい頭でいたい
そう固執するようになったのもまた
うんざりする老いの現実だろうか
仕事で部活で
仲良しのひともできた
人生まるごと語ることも頼ることも
性質的にできないけど
仲良し多すぎて変だよって
言ってくるひともいる
出る杭はうたれる、それも知ってる
業務で利害が被れば
そんなこともある
社交的であるのが別にいいことでもなくて
そういうのを疎ましく思う前に
その人には私に到底できない素晴らしいものはちゃんとある
実際そう思われようが
自分は内向的且つ世渡り下手だと思ってる
ただどうせきついなら
笑って仕事したい
ひとの顔覚えられない
その代償はお互いさま
私もたいして顔のないひとりだと内心思ってることが
うまくいく秘訣なら
上から目線かな?
アリに囲まれたキリギリスなキャラで今日も働く
ギャグばっかとばして真面目じゃないね
そう思うひともいるだろう
不倫もなんもしてないけど
真夜中にバイク乗って海行ったり
イケメンについてきゃっきゃ言い合う程度には不真面目
息子がなんとかなのか高いところ好きでとか言ってたら
おこさん愛してないの?って真顔で聞かれたことを
下町育ちだからと笑って流しつつ
根に持ってます、すみません
もし何人かにそう言われたらそれもまた真実で
軌道修正が必要
人は人我は我
そのバランスのなんて難しいことだろう
ねえ、対処の仕方
貴方の影響は確かにあるかも
でも大胆な貴方のようには生きない
死にたいとどこかでいつも願っているけど
それじゃ貴方には会えない
貴方の死に場所を通る度に恨めしいよ
貴方はそこにいないけど
なんて人通りの多いとこで逝っちゃってくれたんだよ
もう泣きながら大通り歩くような年齢でもない
世間体くそくらえなんて言いきれるほどでもないからさ
こどもの健やかな寝息を聞けたら
笑っておやつ食べられたら
それでいいんだ
所作がおっさんぽいというか
怖いものなんてないわみたいな
最近の自分の感受性はちょっといやだけどね
おなかのお肉
ふにふにして気持ちいいと娘に喜ばれてます
セクシー路線は最早、というかもとから厳しいようです