おでかけ帰り
身体がぐったりと
疲れる
夕時の
ご飯を作る時間
外を歩くと
みんな
表情が疲れていて
でも
けだるくやさしそうだったりして
帰る足の向かう先は
おいしい匂いの
ご飯や
お風呂や話し声ののあるおうちに見えて
まるで
21世紀少年の
ケンヂの作った歌みたい
子どもの頃
いつもうらやましく眺めながら
でも
この時間がいとおしく大好きだった
ご飯をつくるひとになって
憧れたことが
結構というかかなり大変なのだと
気づいてだいぶたつ
珍しく買った
ぎんだらを煮ながら
(ひな菊の人生)を読む
ばななさんは
特別なだいすきな作家さんなのだけれど
実は
初期のものしか読んでいなくて
知らないものがたくさんあって
図書館でびっくりした
ぱらぱらとめくると
だいすきなひとの名前がでていたから。
旅行先仲良くなった
手足の長い
何故か私より日本人ぽいような
きれいな女の子
彼女の住む国もでていたから
げんきでいますか?
いつも何か
心に刺さる
かんたんな言葉で
いつも何かを貫いている
生きていくしかないこと
誰もそのひととかかわった
幸せなたわいない時間の事実を奪えないこと
居候人生にも
思わずシンクロしてしまった
読めば
泣けてしまって
いろんなものがただいとおしくなって
ご飯とか
どうでもよくなっちゃいそうで
その才能が
怖くて
うらやましいのかもしれない
そういう自分は苦手で
こどもに近寄られることも
わずらわしくなる時が
誰にでもあるにせよ
多くあって
ケーキのいちごを
とっておくことに近いかもしれない
ばななさんの作品を
なるべく読んでないこと
でも
いつか
思いっきり読んで
ごろごろして
一人勝手に
しあわせな気持ちになるのだ