94 『デトロイト』  2017 米

 

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『デトロイト』を観る。黒人闘争の話ではあるものの、局所的なモーテルで起きた事件にスポットを当てている。ジョン・ボイエガが主演となっているが、彼必要かな?役としてはいるが、主演はおらず事件が主人公。レビューが良いのは、事件背景から事件の発端と展開、そして顛末をキレイにまとめあげているからだろうか。そしてその中の描写がとても良い。そう言った意味では悪徳警官役のウィル・ポールターが良い演技をかましてくれる。こういったことが、50年前だったことに毎回驚きを隠せない。時代は変わるのね。

 

《解説》

「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー監督が、黒人たちの不満が爆発して起こった1967年のデトロイト暴動と、その暴動の最中に殺人にまで発展した白人警官による黒人たちへの不当な尋問の様子をリアリティを追求して描いた社会派実録ドラマ。67年、夏のミシガン州デトロイト。権力や社会に対する黒人たちの不満が噴出し、暴動が発生。3日目の夜、若い黒人客たちでにぎわうアルジェ・モーテルの一室から銃声が響く。デトロイト市警やミシガン州警察、ミシガン陸軍州兵、地元の警備隊たちが、ピストルの捜索、押収のためモーテルに押しかけ、数人の白人警官が捜査手順を無視し、宿泊客たちを脅迫。誰彼構わずに自白を強要する不当な強制尋問を展開していく。出演は「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のジョン・ボイエガ、「レヴェナント 蘇えりし者」のウィル・ポールター、「トランスフォーマー ロストエイジ」のジャック・レイナー、「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」のアンソニー・マッキーら。脚本は「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」も手がけたマーク・ボール。

 

監督:キャスリン・ビグロー
脚本:マーク・ボール
製作:キャスリン・ビグロー
    マーク・ボール
    ミーガン・エリソン
    マシュー・バドマン
    コリン・ウィルソン
製作総指揮:グレッグ・シャピロ
         ヒューゴ・リンドグレン
出演者:ジョン・ボイエガ
     ウィル・ポールター
     アルジー・スミス
     ジェイコブ・ラティモア
     ジェイソン・ミッチェル
     ジョン・クラシンスキー
     アンソニー・マッキー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影:バリー・アクロイド
編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ

 

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