36 『007 慰めの報酬』  2009 英・米

 

 

『007 慰めの報酬』を観る。衝撃的な前作の直後から話が始まる、完全なる続編。厳密に言えばクレイグの007、そして黒幕はまだまだ次回作に繰越なのだが。ちょっと今までのシリーズとテイストが違うような感じもあるからか、どうも影が薄い。好みの問題かもしれないが、今回のボンドガールは綺麗系ではなく可愛い系。なんだか珍しい。前作の名シーンであるシャワーのシーンに似た感じのものがあるが、アレには残念ながら到底及ばない。覚悟を決めた2人の表情はなかなかいいのだが。前作があまりにも良すぎるのと、完全に続編なのでどうも比較してしまう。単体で見ればそれなりに面白いのだが、やっぱりクレイグの007のシリーズで見ても劣ってる感は、否めない。

 

《解説》

007シリーズ第22作。前作「カジノ・ロワイヤル」の続編にあたり、恋人ベスパーを失ったジェームズ・ボンドが復讐と任務の狭間で苦悩する姿を描く。ベスパーの死の真相を探るためハイチに飛んだボンドは、奇しくも知り合った美女カミーユを通じ、ベスパーを死に追いやった謎の組織の幹部ドミニク・グリーンに接近する。彼の巨大な陰謀を知ったMI6はボンドに任務を課すが……。監督は「チョコレート」「ネバーランド」のマーク・フォースター。

 

監督:マーク・フォスター

脚本:ジョシュア・ゼトゥマー

    ポール・ハギス

    ニール・バーヴェス

    ロバート・ウェイド

原作:イアン・フレミング

製作:マイケル・G・ウィルソン

    バーバラ・ブロッコリ

製作総指揮:カラム・マクドゥーガル

         アンソニー・ウェイ

出演:ダニエル・クレイグ

    オルガ・キュリレンコ

    マチュー・アマルエイック

    ジュディ・デンチ

    ジャンカルロ・ジャンニーニ

    ジェマ・アータートン

音楽:デヴィッド・アーノルド

主題歌:「アナザー・ウィ・トゥ・ダイ」 アリシア・キーズ  ジャック・ホワイト

撮影:ロベルト・シェイファー

編集:マット・チェシー

    リック・ピアソン

 

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