そして引っ越し!

 

抜糸が終わり、ちょうど月曜日だった手術後5日目。

9時からリハビリが始まりました。

 

とにかく言われたことをやり続けること、

わからないことはきちんと聞くこと、などなど・・・・

 

皆さんいろいろ教えてくれました。

なので、若干緊張気味で迎えに来てくれたリハビリの先生を見ると

若くて、しっかりとした背の高い先生でした。

 

若いわりに、と言っては失礼ですが、

いろいろ勉強されていて、こちらのくだらない質問にも

迷いのない、きちんとした答えをいただきました。

 

同じ股関節置換術をした隣の病室のお友達は、

爪切りができるようになりますか?と別の担当のリハビリの先生に

聞いたところ・・・なんと

”長い爪切りができればいいですねー”が答えでした。

 

冗談なのか、何なのか”えーーー”って言うしかなかった、

とあとで教えてくれました。

 

初日はおそるおそるのリハビリで、主にマッサージに

時間を費やしました。

早く立って、とにかく歩きたい、と思いつつ、

座るのも怖くて、膝の間にはさんだロール状のバスタオルを

取ることもできませんでした。

 

先生は2週間で退院できる、と言い切りましたが、

なんだか自信がなくなりました。

怖さが先に立って、無謀な挑戦ができません。

 

病室に帰ると・・・・

いきなりの引っ越し。

ベッドに寝たまま、運ばれ、4人部屋になりました。

1人よりは楽しそうです。

が、皆さん75歳以上のお姉さま方ばかりでした。

整形と内科が一緒だったので、それもまた

面白い組み合わせになりました。

 

一番近くのベッドの方は、どうしても私の苗字が覚えられないのか

いつも”奥さん”でした。

誰にでも”奥さん”で呼んでいましたが、それもちょっと面白かったです。

 

人と話すことはやはり楽しいです。

今まで痛みと、自分のことばかりだったところで、

やっと周囲に目を向けて、気軽な話ができるそんな時間が取れるようになってきました。

 

 

外は、いろいろな花が咲ける季節になってきているようでした。

 

何も連絡がなかった夫に、仕方ないからこちらからメールを出しました。

手術が終わったよ、と。

そして退院したらベッドがいると。

 

すると・・・・

リサイクルショップでいいベッドを見つけたと連絡がきました。

お!やさしいところあるじゃん、と思いきや、

お金払って、だって。

 

ネットで自分でどうにかしようと思ったので、

まあいいか、と後で払うことにしました。

 

 

 

新品でもよかったかな、と後から少し後悔しました。

そして、大丈夫の言葉すらない家族にやっぱり幻滅・・・・

 

死ぬまで挑戦したいこと、もう一つ考えました。

やっぱり一人暮らしをしようかな・・・