世紀末の詩
愛って、貧しさの中にあると思うんだ。
世の中は、物がどんどん豊かになっていて、
こうやってひとつの物を分け与う機会が少なすぎるんだ。
それこそが本当の、愛なのに。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141227/18/takonokaraage/6e/60/j/o0475035413171521774.jpg?caw=800)
中学生のハムは父と貧しいふたり暮らし。
裸電球の下、父と子はメザシを譲り合う。
ボクは総理大臣になりたいんです。
この世の中を住み良くしたいんです。
争うことよりも仲良くすることを、
奪うことよりも分け合うことの素晴らしさを、
みんなに伝えたいんです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141227/18/takonokaraage/66/06/j/o0475035413171521778.jpg?caw=800)
新聞配達をしてる中学生ハムの夢。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141227/18/takonokaraage/d2/13/j/o0471035613171521775.jpg?caw=800)
ハムは乳飲み子の時に捨てられてるのを浮浪者に拾われる。
その夜は満天の星空だった。
父は浮浪者をやめハムを一生懸命育て、
ハムもその恩に報いるような孝行息子に育つ。
ある日、ハムを捨てた政治家が現れ、ハムを引き取ると父に告げる。
父はこの日が来ることを恐れてハムを男として育てたが、
ハムの将来を思い姿を消す。
数日後、ハムは父と過ごしたアパートを訪ねるが、もう何もない。
立ちつくす少女・ハム。
どことも知れない都会の片隅。
再び浮浪者となった父の姿があった。
愛とは時の流れに関連があるんだろう
同じ時を長く過ごし、互いに呼吸をし
それが互いの肉体の細胞に加わる
だから
引き離される時、
血のにじむような肉体の痛みをともなうんだろう
ハローベイビー
もしも僕に会いたいのなら
僕も君に会いたいのさ
きっときっと会いたいのさ
世紀末の詩 第4話 星の王子様 1998年 日本テレビ
羽夢 真柄 佳奈子
父 谷 啓
野亜 竹之内 豊
百瀬 山崎 務