
改造前の姿

改造前の足回り。49ccとはいえさすがは2ストで加速も登坂力も良かった。でも60km/hから先はぜんぜんスピードが上がらなかった。でも法定最高速度30km/hは大きなネックでボアアップを考えた。しかし調べてみるとかなり大変なようで同じヤマハの82ccのエンジンを入手して排気量を上げることにした。

エンジンを交換するまでの間、部屋の中に外装を置いてた。

はるばる熊本からやって来た82ccの2ストエンジンも部屋の中でオーバーホールした。まだこの頃はエンジンがかかるかどうか不安であった。一番苦労したのは外れない部品やナットがあったことだが、クレ556を吹いて一晩おいて外すことができた。

ようやくフレームにエンジン装着。同じヤマハの原付でエンジンハンガーが共通してるので付けるのは難しくない。その他のことが大変。

駆動系の消耗品はほとんど交換したけど坂道を上がらない。トルクカムを見たら溝がかなり磨耗していてバリが出ていた(左)けっきょくトルクカムを交換しても坂上がらずで困り果てた挙げ句、マフラーを二千円の安物から社外品ではあるが九千円のものに交換してやっと本来の性能を発揮することができた。でも考えようによってはエンジンの勉強になりよかったのかもしれない。

49ccのときより加速は緩くなってしまったような気がするけどスピードが出るので排気量が上がった実感はある。性能面でアドレスV100にはもちろんのこと劣るがライトの明るさは勝っている。自分で手をかけたスクーターゆえに不安と愛着が入り交じる心境。計算はしてないけど中古で買った価格と改造費用を含めるとPCXが新車で買えてしまうくらいではなかろうか。大事に乗ります。