そんな叔母は

地元ではそこそこ有名な企業で働いていました



しかし、定年を迎えるまで










ずーーーーっと

パートタイマーです。


40年間も。



短大を卒業後

親しい身内のコネで


『正職員の仕事見つかるまでは、ここで働くといいよ』

と言われ

その身内も短い期間のつもりで紹介した会社だったが

まさか、40年間もいるとは思っておらず。


そこそこ有名な企業なので

正職員だと給料はかなり良いです


当時のパートタイマーって

北海道は賃金が特に低く

それでもそこの会社は良い方だったと思うが


正職員になる試験も受けず

新たに職を探そうとせず

(本心は当時どうだったか分からないですが)





今思うと


新しい事をするのが怖い

また1から初めるのが怖い


環境の変化を極端に嫌う傾向にあるのだと

思います



だから

兄嫁が嫁いできても

生まれ育った家を出る事ができなかったのだと








でも、ここで疑問が。



独身の父姉は

父の嫁が来ると決まると家を出ました


父妹は

まだ若く、近々嫁に行くかもしれない

予定で残りましたが

嫁に行く気配はなく

(後から聞くと、お見合いの話も全て断っていたそうで、お見合いの話を持ち出した親戚はかなり憤慨していたそう…独身の選択をするのは自由だが、当初と話が違いすぎる)



姑が亡くなり

家を建て直す事になり

一時的に引っ越しをするのだが

その際私達親子(父母妹私)4人は

メゾネットタイプのアパートを借り

家が完成する数カ月間住むことに


その時叔母は、独身の父姉の家にお世話になる事になりました


当時は私も13歳で子どもだったし

事情もよく分かってなかったけど



家が完成し

その家に叔母が戻って来る事を

親戚一同、みんなが驚いていたそうです


家を出なかったのは

タイミングを逃していただけで

姑が亡くなった時も

それを機に家を出るだろうと思ってたが

それもなく。



しかし、家を建て直すタイミングは

この上ない、良いタイミングだろうに。

部屋が見つかるまでの予定で

父姉の家でゆっくり居候させてもらうのも

まだ理解はできる




でもなぜ、父が建てた家にまた戻って来るのか??





そして、最大の疑問は



独身の父姉とは一緒に住もうと思わなかったのか



父姉も

建て直した家に戻ることをなぜ許したのか




疑問だらけだった。