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「バンドをやりたい」
と誰でも一度は思った事があると思う。
私もそう思った。
バンドをやりたい、というか
“高校の時”バンドやっとけばよかったな~とか
“高校の時”ギター弾いとけばよかったな~という気持ち。
本当にやりたければ今からで遅くないしね…
問題は“高校の時”という事だと思う。
「リンダリンダリンダ」は女子高生が文化祭に向けてバンドを組んで練習する。
っていうお話。THE BLUE HEARTSを練習する。
多分この高校の軽音部はすごく恵まれた軽音部で、機材もしっかりしてるし、
そこでバンドやって、夜の学校に忍び込んで、朝まで練習したりして…恋もして。
字面にすればこんなに恵まれた高校生いるか?と思いたくなるけど、
映画全体に漂うどんより感というか
夏の熱くてもうろうとしてる雰囲気とか、
主人公達にただようテンションの上がりきれないどんより感に共感してしまって
「私もこんな高校生活を送っていた」気にさせてくれる。
クラスでキャーキャー言うような女子でなく
スクールカースト上でも下でもない女の子の
(どうちらかというと制服胡座で座っちゃう様タイプ、でも文化部)
ちょっとした数週間の思い出の小さな話なのがまたいい。
このあとバンドを続けるとかそういうのも一切ない。(多分やらないんだろうな)
BLUE HEARTSとか全く通ってきてないけど、
今BLUE HEARTS聴いてこの文章書いてるもんね。
あたかもBLUE HEARTSを通ってきたかの様に。
この映画の何が好きかっていうと、
最後の文化祭での発表のシーン。主人公達のバンドが全然上手くない所。
そして主人公達の前説をする2人の女の子がうますぎる。
(ていうか、湯川 潮音と山崎 優子っていう本物のミュージシャン)
実際、私の高校生活はこの映画異常に何も無い、テンションの低いものだった。
高校の時。私は何をしていたかというと絵を描いていた。
音楽もろくに聴かず、友だちと遊んだ思い出もそんなにない。
ただ絵を描いていた。大学の為に。
だからといってそんなに絵が上手くなったワケでもないが(今思うと)
絵を描いていた事は凄く楽しかった事は覚えている。
だから、今高校に戻っても多分バンドはやらないだろう。
ただ、今現在「高校の時にバンドとかやりたかったなー」と思うのである。




