電車に乗って隣の隣の市にある
KA病院に到着。
「 体が浮腫んでて、体重も3キロくらい増えてるんです 」
説明が終わると先生が診察しながら
…と、ただのおデブなのか浮腫みなのか計りかねている先生
「 とりあえず血液検査とレントゲンと… 」 看護師さんに指示
検査の結果を待っている間にもムスコはウロウロ
そうこうしているうちに仕事が終わった旦那と
義母が病院に到着
「 たこまさ~ん ご家族みんなで診察室に入って下さい 」
…は?何で全員?
診察室に入ると先生が深刻な顔でレントゲンを見ている。
「 このレントゲン見て下さい。
ここがお腹ここが胸です 」
「 はい 」
「このお腹と胸で白くなってるのわかりますか?」
「 はぁ 」
「 水が溜まってるんです 」
「 水ですか? 」
「 今は元気にしてくれてますが
いつ急に意識がなくなっても不思議ではない状態です。
血液検査の結果もアルブミンの数値が正常値の半分しかありません。
血液の中の水分が外に出てしまってるんです。
体の中は脱水症状になっている状態です。
今ここではこれ以上の検査ができませんので、
今から直ぐに K病院に行って下さい。
受け入れの準備はできています。
体の中に出来物ができていないか?などの
検査も必要になると思います。」
「 入院になると思います。 」
もう頭の中は真っ白…出来物…できもの?
ガンなの?こんな酷い状態やもん…手遅れ?
怖くて不安で涙がボロボロ
こんなに泣いたの何年ぶりやろう と思うくらい泣けました。
K病院の受付で旦那と義母が紹介された病院の場所を聞いてる間
子供を抱いてボロボロ泣いてました。
しんどそうにしてたのに無理矢理保育園に行かせた事も
可哀相な事をした。
ダラダラ支度をするムスコに「 早くしなさい! 」と
怒ってしまった。もう後悔ばっかり…
「 お母さん何で泣いてるん? 」
「 怒ってばっかりしてごめんなって思って。もう怒らんからな
ごめんな 」
「 いいよ 」
そんな会話をしているうちにムスコは眠ってしまいました。
旦那と義母がいる受付に行き「 入院の準備をしてから
K病院に行きたいんですけど 」と伝えると
「 何処にも寄らずに K病院に行って下さい 」
そんなに急を要するんだ…
不安な気持ちのまま義母の車で
1時間ほど離れた K病院に向かいました。