都心、信号待ち、
バリバリ仕事をするような女性、
品の良い服に高級バッグ
⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘
やさぐれた男に女は振り向かない
やさぐれた女には男が寄ってくる、
いいカモになるからだ
どこかで聞いた台詞(セリフ)が
ふと頭をよぎる。
きっとわたしは
やさぐれるに違いない、、
さっきカズマから来たメールを
思い出し、
胸が押しつぶされそうになる。
たった1回、
高速で読むとすぐに削除した。
復元できない削除、
もちろん今までのメールも全て
そんなことをしても
メールの中にあった
ありきたりの言葉は、
どれもこれも
釘のようにわたしの心に突き刺さり、
ズキンズキンと位置を
発信し続けている。
涙こそ出ないものの、
何かで
思いっきり頭を殴られたようになり、
あー、だからやっぱり
恋なんてするんじゃなかったと
悔やむ気もちでいっぱいになる。
なんでわたしは
こうなんだろう、、
治ることのない悪癖、
うまくいく恋に満たされず
画鋲のような意地悪を散りばめる。
*
たぶんそうだろうとは思っていたが
どこかでそれを認めたくないわたしは
気づかないふりをしたまま
カズマと会い続けていた。
思い当たることは山ほどあり、
それは
カズマのいかにも人のいい性格を
表しているに過ぎなかった。
カズマがわたしといることを
躊躇し始めている。
それでも、いや、それだからこそ
わたしへの
カズマの想いを試すうちに、
どこかでそれは
カズマへのからかいへと変貌していき
ひん曲がった恥ずかしがり屋のわたしは
引っ込みがつかなくなっていた。
だから些細なことで
喧嘩になり、結局
別れを切り出したのはわたしから
だった。
まさかという、甘えがあったのは
否めない。
*
オフィスまで歩く途中の信号待ち、
わたしは冴えない顔を隠すように
下を向いて
携帯のヤフーニュースを見ている。
画面はスクロールされることなく、
わたしはただ見ているのだ。
目は文字を追わない。
信号が変わり歩き出す。
歩くために顔を上げる。
反対側から歩いてくる
なんてことのない感じの女性が、
わたしのバックを露骨に見る。
彼女のバッグには
黒猫のキーホルダーが揺れている。
いつもなら
わたしの気分を上げてくれる筈の
羨望のまなざしは、
きょうはなんの役にも立たない。
中古で買ったエルメスのバーキン、
空高く放り投げるように
人生を放り投げられたら
どんなにかいいだろう、、
メールの振動!
慌てて開く。
「今日の10時からのミーティングは
14時に変更」
ほんの一瞬のうちに、
チラリと
カズマから?
そんな夢を見たから
余計に胸が痛い、、
オフィスビルに入り、
エレベーター前に並ぶ。
目指すは17階、
それまでに
大急ぎで準備をする。
別なわたしになり済ます準備、
お手のもの、、
最後までお読みいただき
ありがとうございます
ぺこり、お辞儀です(*´-`)
もしかしたら
わたしは
僻んで書いたのかもしれませんね
(; ̄ェ ̄)💦