にゃが B にどれだけ夢中でいたか
思い知らされながらの日々
こんなに
好きにさせてくれていたなんて、、
自分のことを好き
と言われるよりも
きっと
どれだけ自分こそがあなたを
狂おしいほど好きなのかが
実はそれこそが
人生の輝きなのかも知れない
それは
人であっても
動物であっても
仕事であっても、、、
にゃが B と暮らすにあたり
たくさんの危険防止策を設けていた
にゃが Bが
天井までのジャンプ力、
その気になればなんでも薙ぎ倒すパワー、
そしてとても頭が良かったからだ
今思えば、、
にゃが B は
自由に空や大地を
走り回りたかったのかもしれない
外の空気を嗅ぐのが大好きで
音や人の声にも、
特に鳥の声には大きな反応をした
だからこそ油断などできなかった
あの時はわからなかったが
今はよく分かる
わたしは
わたしが思っている以上に
過保護なまでに
にゃが B を守っていた
夜間寝ているうちに
ある日突然
枕やシーツを食べられてしまった経験から
不便を強いられるような
まるで空気の動きさえ止めてしまいそうな
制約だらけの日々を過ごしていたのだ
今はその制約はなくなり
どこもかしこも
自由な空気の流れと共に
空間が生まれた
「喪失」という名の空間だ
自由なんかいらなかった
そんなもの、くそくらえだ、、