「いいこと言うね〜、、
 きょうも青春、明日も青春、、」

「そ〜、そ〜、、」

「うん、そうでも思わなきゃ
 やってらんないよ、、」

「26(歳)の青春わるくないよ!」

「あ〜、
 あたしまだ25だからフフッ、、」

「四捨五入でみ〜んな30!」

「え〜?!」

「ホ〜ント、
 み〜んな30〜、アハハハッ、、」

「それ早すぎ〜ハ〜ハハッ、、」

「でも1人だけ25ゆるさないハハッ」

「ね〜、これおいしくない?
 サーモンのマリネ、、」

「おいしい!」

「ん?
 まだ食べてない、、」

「食べなよ、これ、、おいしいから、、
 お皿よこして、よそったげる、、」

「見た目とちがうよね、、」

「地味に見えたけど
 パンチの効いた香辛料?」

「ワインに合うよ、、」

「進む、すすむフフッ、、」

「あっ、じゃあワインもう一本いく?」

「注文しよ〜、、」

「あたし白がいい、、」

「え〜、赤にしようよ〜、、」

「両方たのめばいいじゃん、、」

「そ〜、そ〜、、
 飲んだモンがちだよ〜、、」

「じゃあ、お店の人呼ぶね、、
 すいませ〜ん、、」

「どうする?
 赤と白、一本ずつにする?」

「いいね〜、、」

「そ〜だね〜、、」

「え〜っと、、
 デカンタ?ボトル?」

「ボトルでしょー!」

「サユリ、なに寝ぼけたこと
 言ってハハハッ、、」

「もう酔っちゅってんじゃない?、、」

「アハハハッ、、
 ハナ〜、ろれつ
 まわってな〜いイヒヒッ、、」

「ちょっと〜、、
 お店の人ひいてるよ〜?、、」

「いえいえ、
 そんな事ありませんから、、」

「それじゃ〜、このお店のお勧めを、、
 赤白一本ずつお願いします、、
 あっ、あと、、
 ねえ、なにか食べるの追加?」

「ハイ!
 これ、、」

「どれ?」

「この白身魚とキャベツの
 なんとかソースがけ、、」

「あっ、わたしゴロゴロ野菜の
 なんとか、、」

「あたしもたのんでい〜い?」

「い〜よい〜よ、、」

「い〜にきまってんじゃ〜ん、、」

「え〜っと、この
 玉子のミルフィーユなんとか、、」

「あとは?
 みんなだいじょうぶ?」

「あっ、待って、、
 このとり手羽中とマッシュルームの
 なんとか風、、」

「いいね〜、
 あたしもそれたばたみた〜い、、」

「アハハッ、ハナ〜、ろれつ〜、、」

「アハハッ、、」

「笑える〜、うふふっ、、」

「フフッ、じゃあこれを2つで、、」

「あとサラダ頼まない?」

「どらにする?、、」

「ハナ〜、ろれつイヒヒッ、、」

「アハハッ、、」

「このサラダ、、
 え〜っと、、
 ジャパニーズ ラディッシュ?、、」

「なあに?、、」

「なんのサラダ?」

「ダイコンだね、それ、、」

「じゃあこのダイコンサラダを
 サイズ大の方で、、」

「サラダも2つにしない?」

「そ〜だね、、」

「以上で、、」

「かしこまりました、、
 それではご注文を、、」

「あっ、何皿になる?
 足りる?、、」

「足りないんじゃない?」

「ケイコがいるからフフッ、、」

「やだ〜、
 なんでわかっちゃったの〜?
 うふふ、、」

「アハハハッ、、」

「ハハハッ、、」

「そうそう、、
 ややこしいから食事はみ〜んな
 2つずつでお願いします、、」

「かしこまりました、、
 それではご注文を繰り返させて
 いただきます、、」

「あ〜、だいじょうぶだいじょうぶ、、
 クレームしませんからあたしたち、、
 オーダーリピートなしで、、」

「やだ〜、サユリ、、
 お店の人ビックリしてるよフフッ、、」

「アハハハッ」

「イヒヒッ、、」

「こんな客いないですよね〜フフッ、、
 すいません、迷惑かけちゃって、、」

「いえいえ、
 そのようなことはありませんので、」

「だって早くしゃべんなきゃ
 明日になっちゃうよ、、」

「それ言えてるフフッ、、」

「すいません、、ホント、、」

「いえいえ、ありがとうございます、、
 それではワインとお食事を
 お持ちしますので、、」

「はい、お願いします、、」

「は〜いフフッ」

「マサミの前にあるそのアスパラ、
 残ってるならもらってい〜?」

「もちろ〜ん、、
 はいど〜ぞ、、」

「やだ〜、、
 仕事メールきちゃった、、」

「お〜お〜、かわいほうに、、」

「ハナ〜、酔ってるフフッ」

「うん、、きもちい〜、、」

「仕事、ちょっと返信させて、、」

「かっわいそ〜に、、」

「ゆっくりやっててい〜よ〜、、」

「そっ!
 このテーブルはまかせてフフッ、、」

「ねぇねぇ、このエビ辛くない?」

「そ〜お〜?
 あたしはちょうどいいよ〜、、」

「辛いけど白ワインに合うよね、、」

「まあ辛くないと言えば
 うそになるかな、、」

「パンに合わせてたべてごらんよ、、」

「エビもおいしいけど
 タレにパンつけるとサイコー!」

「うん、たしかに、、」

「うっま〜、、なんだこの味、、
 じぶんじゃ絶対出せない味だよね、、」

「ハハハッ、料理しないくせに〜、、」

「バレた?へへへ、、」

「アハハッ、、
 それもあたしたちの共通だね、、」

「アハハッ、だはらいいんだよ〜、、」

「ハナ〜、ア〜ハッハッハ〜、、」

「ハハハハ〜、、」

「アハハッ、、」

「あ〜、帰りたくないな〜、、」

「ど〜したマサミ、急に、、」

「だって
 親と暮らすのめんどくさくて、、」

「なにゼイタク言ってんの?、、」

「そ〜だよ、、
 そのおかげで好き放題
 お金つかえてんでしょ?、、」

「うらやまし〜、、」

「ほ〜んと、、
 貯金もできるし、ほら、
 なんだっけ?
 韓国俳優の追っかけツアーだっけ?
 なんか行ったじゃん、、」

「あ〜、あれね、、、」

「あたしなんて毎晩
 暗くて寒い部屋に帰るんだよ?、、」

「エアコンタイマーしておくと
 いいんだよ、そういう時は、、」

「フフッ、
 そ〜ゆ〜問題じゃなくて、、」

「わかる〜、、
 なんか季節のせいか、この頃
 さみしいよね、、」

「黙って鍵開けて入って、
 黙ってごはんたべて、、
 だまって寝る、、」

「誰も寝る時しゃべんないっしょ、、」

「ちがうのよ〜、
 おやすみなさいって言いたいとき
 あるんだよね、、
 木枯らしのオトとか
 聞いちゃうとさ、、」

「あ〜、わかるな〜、、
 焼き芋やさんの声とか聞いちゃうと
 なんか無性にね、、」

「そ〜ゆ〜ときはでんわしてよ、
 いくらでもつきあうから、、」

「ん〜、、べつにしゃべりたい
 わけじゃないんだよね〜、、」

「そうそう、、
 なんて言うか、、
 なんだかな〜フッ
 しゃべりたいんじゃないんだ、、」

「だれかの気配がほしいんでしょ?」

「それっ!」

「なるほどね〜、、」

「気配か〜、、」

「気配?、、
 めんどくさいよ〜?、、」

「めんどくさい?、、」

「だってダンナや子どもいると
 落ち着いて座ってなんかできないし、、
 家事なんか次から次に出てくるから
 やってもやっても終わんない、、
 ヒマなんてないし、、」

「そ〜なんだ、、」

「優雅とはほど遠そうだね、、」

「優雅なんて、、
 昔聴いた
 亭主元気で留守がいいじゃないけど
 あたしは、
 亭主元気であたしゃ個室欲しいだよ、、」

「トモミ切実感でてる〜、、」

「フフフッ、なにそれ〜、、」

「贅沢だよ〜フフッ」

「いやホント、頭おかしくなる時あるよ!
 専業主婦ってヒマ、カネ、自由だって
 みんな誤解してるしさ〜、、」

「合ってない?、、」

「ちがうの?、!」

「と〜んでもない、、
 子どもできる前は仕事しててさ、
 家事はほとんどあたし、、」

「え゛ー!?」

「えっ?
 トモミのダンナさん
 やってくれなかったの〜?」

「頼めばいいじゃん、、」

「やってくれるけど、ザツ!
 あと意味わかんないやり方してて
 見ててヤンなる、、」

「まあね、、
 できない人もいるからね、、」

「なにがイヤって
 ダンナのあとの
 片付けほどイヤなもんないわ!
 だったら最初から自分でやった方が
 イライラしないし、、」

「あ〜、なるほどね、、」

「わかるわ、それ、、
 仕事新人に頼めないもんね、
 なかなか、、」

「、、またそういう子にかぎって
 仕事回さないでオーラ
 出してるしさ〜、
 キミ何しに来てんのって思うよ、、」

「仕事はい〜よ、仕事は、、
 アキラメもつくじゃん、、」

「、、、、」

「、、かなあ?、、」

「ダンナは家族だよ?!
 こっちはハアー?だよ、、」

「たまってんね、トモミ、、」

「たまりすぎてこぼれてきたよ、、
 子どもできたらせっかく手に入れた
 仕事辞めてさ、、
 でもま〜、子どものために辞めたのは
 後悔してないけど、、
 でもヒマってなに〜、ヒマって、、
 もうヒマなんて言葉
 使った記憶ないよ!」

「トモミ忙しいんだ、、」

「忙しい通り越してるよ、、
 しかも家の中だけで忙しいからね、、
 お給料ないから!」

「あ〜、見えない家事だね、、」

「そ〜だよ〜! 
 いくらがんばってやっても
 見えないし、やって当たり前だからね!
 大抵は、マイナスを0にする仕事だから
 わざとじゃなくても
 ありがとーなんて言わないじゃん、、」

「ありがとー言われないの?、、」

「感謝されないとツラくなるよね、、」

「ちがうのよ、、
 洗濯とか掃除って
 やってもらってる実感
 ないだろ〜しさ〜、
 トイレットペーパーなんて
 無くなんないように買ってきてたって
 気づかないじゃん、、
 シャンプーやマスクやクリーニング、、
 あって当たり前だから、、」

「あ〜、たしかに、、」

「そりゃぁわかんないわ、、」

「あたし親と一緒に暮らしてるから
 耳痛いフフフッ、、」

「一人もたいへん、
 結婚してもたいへんフフッ」

「一人でもさみしい時がなきゃ
 いいんだけどね、、」

「あたし帰ったら
 速攻テレビつけてる、、」

「なんかおもしろいのあら?、、」

「ハナちゃ〜んアハハッ、、」

「ウフフッ、、」

「テレビつけても観てないもん、、」

「あ〜、あたしもだよ、、」

「音だけでしょ?、、」

「うん、音だけちっちゃく、、」

「おんなじー!」

「前はそんなことなかったのに、、」

「うんうん、、」

「ひどい時はテレビつけたまま
 寝ちゃうもん、、」

「フフッ、
 もはやテレビじゃないよね、、」

「観ないし、、
 でもラジオはヤなんだ〜、、」

「わかるよ〜、
 生配信がいいんだよね?、、」

「そ〜なの!
 生の人間がそこにいて
 しゃべってくれてると
 なんか、、まあ、、」

「なんにしても
 親との同居はいーよ!
 今の時代、、」

「マサミはキッチン行ったら
 なんか食べるもんあるんでしょ?」

「うん、まあ、あるね、、」

「ハァ〜、ウラヤマシイ、、」

「自分で食事作ることあるの?、、」

「ないねフフフッ、、」

「それ一番だいじ、、」

「そー!
 ひとりだと、
 とにかくまず買わなきゃだし、、
 まずそっからだからね〜、、」

「外食しちゃえばいいじゃん、、」

「何言ってのー!
 薄給でできるわけないじゃん、、」

「ホントだよー!
 そもそもすぐそういう風に
 考えちゃうのは
 マサミ実家暮らしで
 余裕あるからだよ〜、、」

「かなあ?、、」

「マサミだけだもんね、実家暮らし、、」

「マサミ言える?
 毎月の光熱費フフッ」

「あ〜、見たことないわ〜ハハッ」

「ハイッ!
 余裕人認定!、、」

「あれ?
 ケイコは?、、」

「なにが?、、」

「実家じゃなかった?」

「あ〜、兄貴結婚して
 お嫁さん来たから、、」

「そ〜なんだ、、」

「ケンカしてないけど
 やっぱり居づらいからね、、」

「そ〜だったんだフフフッ」

「やだ、、なに笑ってんの?」

「フフッ、ごめん、、
 食費フフフッ、、」

「アハハハ、、たいへんよ〜、、」

「やっぱり?、、」

「どんくらいかかる?」

「あ〜、でも、、
 週末に実家に
 ごはんもらいに行く時あるし、、
 ママがたまに作り置きや食材を
 冷蔵庫にいれといてくれているから、、」

「い〜な〜、、
 それってイチバンの
 ゼイタクだよね〜、、」

「でないとフッ、
 あたし栄養失調だよ、、」

「そんなに食べても栄養失調アハハハッ、、
 ごめん笑って、、」

「ぜ〜んぜんハハッ
 笑うツボだから、そこ、、」

「アハハハッ、、」

「ア〜ッハハハハ、、」

「実家いるから旅行や貯金できて
 いいよね〜、、」

「貯金?、、
 マサミ貯金してる?」

「してないよ、、ケイコは?」

「できないよ〜、食費でアハハハッ、、」

「え〜、二人ともしてないの〜?」

「どうすんの?、、」

「なにが?」

「なにがって、、
 将来困らない?、、」

「?、、」

「結婚とか、子どもとか、、」

「結婚はしてみたいけど〜、、
 子どもはわかんないな、、」

「あたしは産まないかも、、
 まわり見てて
 キツそうじゃん、、」

「うん、、
 あたしも積極的に
 子どもは考えられない、、」

「だよね〜、、
 子どもできてもど〜せ働かなきゃ
 いけないだろ〜しさ〜、、」

「うん、あたしも、、
 産むかどうかわかんないよ、、」

「ってか、その前にダンナさんいい人
 さがさなゃフフッ、、」

「え〜!!
 みんなさみしくないの〜?」

「なにがって、子どもいない生活、、
 トモミなんだかんだ言って
 楽しそうじゃん、、」

「まあ楽しいけど〜、たいへ〜ん、、」

「でしょ?」

「それ聞いちゃうとね、、」

「あ〜でも誤解しないで、、
 不満じゃない、、」

「なにそれフフッ、、」

「トモミにしちゃ、
 ネガティブな言い方フフッ、、」

「そ〜お〜?
 正直に言ったんだけどね、、」

「そうそう、
 あたしらにウソやオベッカはナシで、、
 本音でいこ〜よ、ホンネで、、」

「生の声聞かせて、、」

「、、誤解ないよ〜に聞いてね、、」

「うん!」

「うん!!」

「うん、、」

「で?、、」

「不満じゃないけど、、
 、、、
 世間で言う幸せなのかもしれないけど、、
 、、、
 不安もある、、」

「なんで? 
 安泰じゃない?、、」

「そ〜だよ、、
 人生ゲーム、上がり!フフッ、、」

「家、だんな、子ども、
 い〜な〜、、」

「うーん、、
 今はいいかもしれないけど
 お隣さんとかの
 小学生や中学生みてるとね、、
 子どもにいろいろあって
 それで親が苦労してるの見ちゃうと
 あたしにそこまでできるかなって、、
 あっ!もちろんやるよ、
 マサシ大事だから、、」

「ん?
 それってフツーでしょう?」

「ぜーたくな悩みじゃん、、」

「ちがうよ!
 悩みには贅沢とか贅沢じゃないとかは 
 ないんだよ、、
 本人にとって悩みは純粋に悩みであって
 人からみてどーのこーのじゃないから、、
 あたしも正直お隣さん贅沢だなあって
 最初は思ったけど、、
 中身は言えないけど
 お隣さんのお母さん、
 中学生の男の子のお母さんなんだけど  
 ね、、
 たぶんあたしも同じになったら
 そ〜なるな〜ってわかるんだ、、」

「、、、、、」

「そんな大変なの?、、」

「親になると自分が苦しいのは
 い〜んだよね、、
 がんばる、、
 でも、、
 子どもが苦しいのは辛すぎて、、」

「それはツラいよね、きっと、、」

「想像つくわ、、」

「うん、、」

「たしかに、、」

「合う言葉がないから
 うまく伝わらないかもしれないけど、、
 なんて言うか、、
 質が違う、、
 苦しいの質が違う気がする、、」

「なるほどね〜、、」

「まあ、あたしたちシングルは
 自分と親だけだし、考えるのは、、
 ってか、あんまり
 親のコト考えてないアハハッ」

「シングルだと
 まだ考えてもらう側だからさ〜アハハッ」

「それにマサシも
 いずれは嫁に取られちゃうしフフッ」

「だね〜フフッ」

「それはツラい!、、」

「トモミは取った側じゃんアハハッ」

「だから余計怖いのよ、
 横で見ちゃってるから、、
 あ〜、あたしもいつかは、って、、
 やだな〜、、
 マサシが誰かに取られちゃう日が
 くるの、、」

「やだトモミ!
 どこ見て生きてんのフフッ、、」

「うちのダンナみててわかるのよ、、
 自分の実家に無関心、、
 ひたすら電車、電車、電車で、、」

「い〜じゃ〜ん、、安上がりで、、」

「アハハッ、カネのもんだい?」

「アハハハッ、、」

「だいじ、だいじアハハッ」

「カネの問題大きいからね〜、、
 姉貴のダンナはゴルフにハマってて
 中身より外見ばっかりって、、
 めちゃめちゃおカネかけてるから
 姉貴激オコだよ!フフッ
 いつも週末電話でグチってくるし、、」

「お姉さんゴルフしないの?」

「姉貴の趣味手芸だから、、」

「ゴルフよりは安上がりだ、、」

「まあ、こんな話しばかりだと
 結婚にあこがれなくなるねフフッ」

「なるなる、、フフッ」

「あたしも、、」

「あたしは今は結婚より
 仕事で上行きた〜い!」

「あたしも〜!」

「うん、、」

「ガラスの天井なくなれ〜!」

「なくなれ〜アハハッ」

「このアヒージョなんか
 サッパリしてない?」

「うん、いいオリーブオイル
 使ってるんじゃないの?、、」

「あ〜、楽し〜、、」

「ラクだ〜、、」

「ヤダ、トモミなにそれフフフッ、、」

「夕食作んないから
 らく〜アハハッ、、」

「なるほど、、」

「たしかに、、」

「あとキモチもラク〜、、」

「、、、」

「夫婦の危機?、、」

「アハハハッ、、
 べつにダンナと
 うまくいってないとかじゃなく
 なんて言うか、、
 誤解なく聞いてね、、
 つまんないんだよね、毎日、、」

「あたしもつまんないよ、、」

「みんなある程度そうなんじゃない?」

「まあ、世の中そんなもんでしょ、、」

「そうそう、悲観なさんなフフッ、、」

「そ〜だよ〜、、
 つまんないから
 今日が楽しいんだしアハハハッ、、」

「かなあ〜?、、」

「トモミ幸せ過ぎて
 地味なしあわせに気づかないんだよ、、
 まあべつにしあわせじゃなくても
 いいんだけどさ、、
 不幸だと思わなきゃ
 よしって思うけどね、、」

「なるほどね、、」

「そうそう、まずは
 いまこの瞬間に飲む!
 アハハッ、ちがった、
 この瞬間を生きる!アハハハッ、、」

「あってらよ〜、今この瞬間の生きるは
 飲むらよ、、へへへッ、、」

「ハナ〜、、ひ〜っひっひ、、」

「ろれつがアハハハッ、、」

「ハナが
 イチバン今を生きてるよフフッ」

「すばらし〜アハハハッ、、」

「乾杯しよ〜よ〜、、」

「さっきしたじゃ〜んフフフッ、、」

「したいの〜、なんろでも〜、、」

「よしよし、
 ハナはしたいんだよね〜フフッ、、」

「しよっ!
 あっ、ワインも来たし、、」

「おまたせいたしました、、」

「は〜い、待ってましたよ〜フフッ、、」

「やだも〜、、」

「アハハハッ、、」

「フフフッ、、」

「アーハッハハー、、」

「フフッ、い〜んじゃな〜い?、、」

「こんなお客でスミマセン、、」

「いえいえ、お楽しみいただけて
 ありがとうございます、、」

「優しいね、お兄さんフフッ、、」

「このお店すてきですね、、」

「ありがとうございます、、」

「おとなしくしないと
 出禁にされちゃう、、」

「注文おおければいいのよフフッ」

「サユリったら、やめてよフフフッ」

「ホントすみません、、」

「いえいえ、、
 お食事の方は
 もう少々お待ち下さい、、」

「はいは〜い、、
 まちまふよ〜、いつまでも、、」

「ハナったら酔ってる〜フフフッ、、」

「あんたはもうワインだめ、、
 ほら、水でも飲んでフフフッ」

「え〜、よってないよ〜、、
 ねむいだけ、エへへへッ、、」

「じゃあ寝ていいから、、」

「いい子だから
 お水のんで、ハナ、、」

「そ〜だね、、
 お水飲んだほうがい〜かも、、」

「はい、これお水、、」

「ありがと〜」

「あ〜、明日からヤダな〜、、」

「マサミ?、、」

「ど〜したの?、、」

「なんかあったの?
 マサミ、、」

「、、、」

「みんな聞いてなかったの?
 マサミさっき言ってたじゃん、、」

「えっ?
 なにを?、、」

「なになに?、、」

「え〜、聞いてなかったの?、、」

「知らないよ、、」

「あたしも知らない、、」

「なになに?、、」

「みんな何聞いてんのぉ?、、」

「食べてたんだよフフッ」

「マサミの同期が
 飛び級で課長補佐だって、、」

「えー!」

「へー、、」

「やだ!
 なにそれー!

「男?」

「男に決まってんじゃん、
 そ〜ゆ〜ことできんの、、

「そりゃヤだわ〜、、」

「くやしくない?」

「悔しい通り越して
 気力失せたよ、、」

「マサミの上にきちゃうの?、、」

「わ〜ヤダ、、」

「どんな顔して仕事すりゃあいいの〜
 だよね、、」

「まあ、課を移るから、、
 違うフロアーになるけど、、」

「、、、」

「あ〜、でもやっぱヤダー!、、」

「そりゃそ〜だよ、、」

「やだよ、そりゃあ、、」

「やだ、、」

「なにそれだよ、、」

「そうとうできるヤツなの?、、」

「ぜ〜んぜん、、
 だからヤなんだよ、、

「ひゃ〜、、」

「わかるわかる、、」

「そりゃ辛いわな、、」

「怒って当然、、」

「聞いてるだけで苦しい、、」

「まあ、珍しくないけどね、、」

「だね、、」

「なにもあたし、
 男の昇進を
 妬んでるんじゃないんだ、、」

「うんうん、、」

「、、うん、、」

「、、?、、」

「仕事できる人なら
 そんなこと気にしないし、
 すっ飛び昇進アリだと思うよ、、」

「じゃあソイツ、、」

「そっ、ぜんぜん仕事できないのに、、
 まあ、人あたりはいいけどね、、」

「ソツがないんじゃない?」

「なんでわかったの?!」

「いるもん、そ〜ゆ〜人、、」

「いるね〜、、」

「たしかに、いる、、」

「なんか多くない?」

「増えた気がする?

「するする、、」

「だからまた、
 それも辛かったりして、、」

「そ〜!
 悪口言いにくいんだよねー!」

「言ったら
 こっちが悪者になっちゃう!」

「ハハッもともとあたしら
 ワルの集まりでいいじゃんアハハッ

「なんか投げやり的なアハハッ」

「アハハハッ、、」

「あ〜、女はツラいよ、、」

「あれ?
 それって男はツライよじゃなかった?」

「あったね〜、なんか、、」

「あったあった、、」

「令和の時代は
 女はツライよじゃんフフッ」

「ツライツライ、、」

「家庭も仕事も!」

「どっちかなら
 やってけるのかなあ?、、」

「じゃああたし家庭やめるわフフッ」

「あれ?
 結婚してないじゃんフフッ、、」

「ヘヘッ、言ってみた、、」

「それとも予定あるの?、、」

「なんの?」

「結婚、、彼できた?」

「えー!だれ??」

「けっこん??、、」

「だれだれ?、、」

「誰が結婚?!」

「ちがう〜!
 結婚もないし、彼もいないよ〜!
 も〜、みんな神経質過ぎ!
 すぐ結婚結婚ってアハハッ」

「ホント、ウフフッ、、」

「アハハハッ、、」

「なんか聞き取りにくい単語が
 みんな結婚に聴こえちゃうアハハハッ」

「アハハハッ、、」

「アーハッハハー、、」

「よかった〜、まだまだ
 だいじょうぶだよね、、」

「平安つづくねフフッ、、」

「いやいや、
 結婚してもつづけよ〜よ〜、、」

「うんうん、、」

「続くよねフフッ、、」

「突然結婚しますはナシね、、」

「衝撃大きすぎて
 受け止めらんないからねフフッ、、」

「彼ならだいじょうぶなの?、、」

「まあ、受け止めるかな、、
 がんばるよアハハッ、、」

「ハハッ、努力期間ってことで、、

「つてか、
 あたし呪っちゃうかもアハハッ、、」

「え〜!なんで〜?」

「呪うの?、、」

「別れろって?アハハッ、、」

「うん、、
 最後のひとりヤダもん、、」

「まあね〜、、」

「それ聞いたらこわくなったアハハッ」

「でもいつか
 一人欠けて、
 またひとり欠けていくんだろ〜ね、、」

「そ〜だね〜、、」

「なんか悲し〜、、」

「ホント、喜ばしいことなのにね、、」

「悲し〜じゃなく
 さみし〜が正解じゃない?、、」

「アーハッハハー、、
 いまだれも結婚も彼もないから〜、
 ハーッハッハ、、」

「アハハハッ、、」

「アハハハッ、
 遠すぎる未来見てるアハハハッ」

「アーハッハハー、
 遠いじゃなく、
 来るかどうかわかんない未来アハハッ」

「アーハッハハー、、」

「ひ〜、笑いすぎて涙出た〜、アハハッ」

「アーハッハハー、、」

「あ〜、注文きたよ〜、、」

「きたきた、、」

「お〜、いいね~、、」

「おいしそ〜、、」

「ハナ、起きて!」

「きたよ、ごはん、、」

「、、寝ちゃったよ、、ごめん、、」

「フフッだいじょうぶだから、、」

「なんか話した?」

「ぜ〜んぜんフフッ、、」

「たいしたことない話ばっか、、」

「食べよ〜、、」

「ハナはお水でねフフッ、、」

「い〜におい、、」

「いただきま〜す、、」

「いただきまぁ~す、、」

「おいし〜、、」

「ハァ〜、しあわせ〜、、」

「いただきまぁす、、」

「このお店おいしすぎ〜、、」

「なかなかないよね〜、
 全部食べたくなるお店って、、」

「また来よ〜よ〜、、」

「い〜ね〜、、」

「いつ頃?、、」

「真っ白なスケジュール帳
 空けとくよアハハッ」

「あたしもハハハッ、、」

「トモミの予定は?」

「そうだね、トモミだね、、」

「え〜、まだわかんないし、、」

「だよねアハハッ、、」

「そりゃそ〜だよねフフッ、、」

「アハハッ、、」

「い〜からね、
 あたし抜きで集まって、、」

「え〜?」

「そんなこと言わないでよ〜、、」

「そ〜だよ〜、さみし〜よ〜、、」

「みんな一緒がい〜!」

「トモミはさみしくないの?」

「さみしいけど、、」

「けど?、、」

「ん?、、」

「もしかしたらこらからは
 あんまり来れなくなるかも
 しれないから、、」

「え〜!」

「え ゛ー!」

「やだ〜、なんで?」

「マサシのお稽古代とか塾代とか、、」

「塾〜!?」

「あ〜、まだ決まってないけど
 もしかしたら小学校、
 ダンナが通ってた私立かも、、」

「は〜、、」

「そ〜なんだ、、」

「あたしは公立でいいと思うんだけど
 ダンナのお母さんがね、、」

「たいへんだね、、」

「塾か〜、、」

「まだ4歳だよね〜?」

「うん、、
 でもフツーみたいだよ、、塾行くの、、」

「4歳で?、、」

「へ〜、、」

「だってその分
 中学高校受験ないから、、」

「あ〜、、」

「そっか、そ〜ゆ〜ことね、、」

「なるほど、、」

「、、飛行機代とかもかかるしさ〜、
 東京来るの、、」

「そっか〜、そっちね、、」

「たしかにあたしたち電車賃とは
 ケタがちがうねフフッ、、」

「まあ、旅行だもんね、いわば、、」

「う〜ん、、」

「家のローンもあるし、
 も少ししたら車買い替え時期だし、、」

「いろいろ出てくるよね〜、、」

「そ〜なんだよね、
 は〜、やっぱりあたしも
 働こうかなぁ〜?」

「トモミなら
 引く手あまたでしょう〜、、」

「ね〜、頭いいし
 英語しゃべれるんだから、、」

「と、思うでしょ?」

「ちがうの?、、」

「なんかいっぱいありそ〜、、」

「ないんだよね〜、、」

「ないんだ、、」

「意外、、」

「うん、、
 できれば妥協したくないけど、
 マサシいるから、、」

「そっか〜、、」

「なるほどね~、、」

「正社員難しいよね〜、、」

「お姑さんいるでしょう?
 預けたら?」

「あ〜、それあたしが
 一番やりたくないパターン、、」

「だよねー!」

「わかるわかる!」

「ありえないし、、」

「それは
 子どもいなくてもわかるよ、、」

「べつにダンナの実家と
 ケンカしないけど、、」

「うんうん、、」

「じぶんの実家とは違うから、、」

「違う!」

「ちがうちがう、、」

「ちがうね、、」

「そりゃそ〜だ、、」

「なにはなくとも
 実家使えだもんねフフッ、、」

「、、?、、」

「?、、」

「そんなのあった?、、」

「聞いたことないねアハハッ」

「酔ってるフフッ、、」

「乾杯忘れてない?」

「あ〜、わすれてる〜フフッ」

「乾杯しよ〜、、」

「しよ〜しよ〜、、」

「あたしたち、あと30ねんは
 つづきますよ〜にフフフッ、、」

「さんじゅう、、アハハッ」

「現実的フフフッ」

「だよね~アハハッ」

「リアルな数字じゃない?」

「アハハッ、、
 リアル過ぎる〜フフフッ、、」

「リアルでコワイよ、、アハハッ、、」

「計算しちゃったアハハッ、、」

「じゃあ、
 あと80ねんつづきますよ〜に〜、、」

「アーハッハハー、、」

「はちじゅ〜アーハッハハー」

「いる〜?
 あたしたち、、ハハハッ、、」

「行きすぎじゃ〜んアハハッ」

「え〜?
 じゃあ何年ならいいの〜?フフッ」

「笑える〜アーハッハハー、、」

「アーハッハハー、アーハッハハー、、

「ハハハッ、、」

「ど〜しよ〜ね〜アーハッハハー、、」

「たのしすぎ〜アハハッ、、」

「アーハッハハー、、」

「とりあえずかんぱ〜い、、」

「かんぱ〜〜い!」






 








最期まで読んでいただき
ありがとうございます!

暇つぶしになりましたでしょうか、、

ペコリ←お辞儀です