めまい関係ない話ですみません。
備忘録と、今後子宮筋腫で開腹手術をする方がいらしたときの少しでも参考になればと思います。
私自身、たくさんの経験者の方々のブログを拝見して学習しましたし、とても勇気づけられました。そこであまり見なかった話をば。
えーまず、入院初日が一番寝れません！
夜型のまだ何も治療していないおばちゃんがいきなり9時消灯の大部屋でグースカ寝れるわけもなく。ホントにしんどかった。
翌日の手術日からは怒涛で過ぎていきます。
朝6時に叩き起こされ流れ作業の浣腸から点滴、術後は麻酔が残ってるのでグーグーとはいかずともぼんやりでした。
「怖ええよー」
と手術台で医師に訴えたのが術前最後の記憶です。フフン、と返された気がする。
「終わったよ。480グラム、出血も少なくて輸血してないよー」
と聞こえて「ありがとございばす…」だけ答えてまた寝た。
夕方病室で気づいた格好は、心電図のやつペタペタついてはだけまくった浴衣みたいな手術着に、ふんどしタイプのＴ字帯でほぼ落ち武者。
これは家族にも見られたくないわ。硬膜外麻酔のボタンをプッシュプッシュ！
翌朝看護師さんに「トイレまで歩ける？」と聞かれます。
「いや、どうかな…」
「…歩ける？」
「いやこれどうやって起き上がるの」
「…アルケル？」
看護師さん全然譲らんやん！
痛ってーとなかやまきんに君に想いを馳せながら（腹筋て何するにも必要なんですね）小股でトイレへ。
そこまで終われば尿の管が抜けあとはフリーです。点滴と硬膜外麻酔で痛みが去るのを待つのみ。これも夜には外されましたが。
持ち物にぜひ追加で入れてほしいのが、クリアファイルとペットボトルのお茶です。
入院中でも処方箋やらクリアパスやら食事のメニューなどの紙をパラパラとくれるのでクリアファイルは必須アイテムでした。
ゴミ箱に突っ込むのは即捨てたのがバレるし掃除してくれる方に申し訳ないじゃん…？
退院時の会計の紙もたんまりありました。
あと、水が飲みたくても術後2日目は売店やウォーターサーバまで移動するのがしんどいので、ペットボトル2本くらいあるといいと思う…近くに自販機があってもまず立ち上がるのが大変だから。
…アルケル？
あとはレンタルすれば何もいらんですホントに。実際には看護師さんに言えば貸してくれるものが多いです。言えば水もくれたんだろうけど、それでナースコール押すのはためらわれた。
まとめますと
1日目は前述した通りとにかく環境のせいで寢れない。
2日目は手術気づいたら終わってて痛み止めガンガン入れてもらうのみ。
3日目に歩けと言われ「どうやって？！」となる。動かなければほぼ痛みはない。
4日目拳銃で撃たれた殉職直前の刑事の姿勢でマイペースにトイレを往復、シャワー解禁。
5日目は手だけ後ろで前かがみのペンギンになる。
6日目横向きで寝れる。咳したときのズキーンが軽減。
7日目〜小股でテクテク歩ける。
このような経過を辿り、後半は退院まで10分歩いては寝転がってスマホ見るの繰り返しでした。Wi-Fiがあるといいですね。私はレンタルWi-Fiを持っていきましたよ。
動きたくないが寝たきりは腰が痛い。
ベッドの上に胡座かいて座るのは楽でした。どすこい体型だから？
切腹の痛みは筋肉痛の超局所的なやつです。ゴールドジム行って筋肉痛で寝れないほど鍛えるのが好きなドMの方は耐えられるんではないかと思う…。
あと、咳とくしゃみ、大笑いの痛みはゴールドジムと全然違う。内側から裂けるんでは？とビックリするくらいなので、この3つは絶対しないほうがいい。
っていうのに看護師さんが天然で笑わせにくる。
「どうかなー？お通じ飲んだー？」
「ウウッ！」
たぶんお通じはあったか、お薬飲んだかと聞きたかったらしいのがドッキングしたらしい。お通じ飲んだら変態さんだよ！
フーッフーッと獣の呼吸で笑いをこらえる。
「あっ間違えちゃった、あと今日私寝癖すごくてごめんなさい」
「ウウッ！寝癖とか今はいいからやめて頼む…笑いたくない…しかも今沸点低くて…」
と言うとまた笑われる。
ウフフ。
お散歩してたらチューリップがキレイでした春ですね…✿
にほんブログ村