PPPDになってからは(この頃はまだPPPDという診断はされていませんでしたが)
「このめまいは倒れない!死なない!痛くない!」
と唱えながら毎日戦車のような気持ちで外出していました。
どうやら揺れに強弱はあれどこの三原則だけは変わらないらしいと嵐の船上のような半年間で学びました。今でも日々念じています。
三原則を念じつつ、なんとか復職したくて一番苦手なカフェの丸椅子耐久チャレンジなども何度となく試してみましたが1時間が限度でした。フルタイム8時間勤務は厳しいです。
1人リハビリも万策尽きて、ええい、こうなったら占いだ!(なぜ?!)とその頃占いに凝っていた友人に連れて行ってもらいました。
「このめまいはいつ治りますか?」
「えっ……」
困る占い師。
そうか医者でもわからないのにこの質問は良くなかった。占いっていうのはたぶん心の悩みを相談するところなのですね…!
「じゃあ質問を変えて、私は復職できますかね」と聞くとタロットカードには死神さんが。ガーン。
占い師さんは気?的なものを送りますから!とフォローしてくれましたがお気を使わせてすみません。当たってましたよ…!
このころ別件でかかりつけの内科に行く機会がありました。「ところでめまいはどうなった?」と聞かれたので経緯を話したところ「うーん、それだけMRIやったなら脳はもう絶対ないな、脳外の彼らは絶対間違えない!たぶん耳鼻科だと思うけどなあ…精神科は違うと思うよ、あ、点滴してく?」
と言われたので点滴は丁重にお断りしました。脳脊髄液減少症の病院でもやりましたが、あのめまいの注射はどんなときに効くのでしょうか。
ついでに「ヨソで何度も自律神経失調症って言われたんですけど…」と言うと、はは、と笑われました。「いったいどこが失調してるんですかね?」と聞くとブッフとさらに笑われました。
めまいになってから私の回った範囲内の話で恐縮すが、若い先生ほど自律神経失調症を口にしないイメージを受けます。ご年配の医師とか整体とかでよく言われます。
どちらにしろ薬もないとのことなのでめまいさえ止まれば何でもいいんですが、やはりちょっぴり謎の自律神経です。
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