そんなわけで2020年の3月は、休職してからもクラクラしながらなんとか電車に乗り、めまいクリニックにだけは通っていました。
きっと来月には復職できるさと思いながら、駅の通路がゲームの一人称視点みたいにユラユラして見えます。足元もゆるいトランポリンみたいにふわふわ沈む。なのに多分、誰も私が揺れてるとは気づいていません。

めまいクリニックで神経内科も問題なしだったと報告すると、今度は脳脊髄液減少症の検査を勧められました。会社でファイリングの穴あけという力仕事をしていたタイミングで酷くなった(ご想像通り大した力ではないです)ことから、その可能性もあるとのことです。

私としてはあれこれネットで調べてやはり心療内科方面を考えていたのですが、私の見た目や話し方からしてその可能性は低いとのこと。
「あなたのめまいはどうも物理的なものに見える。心療内科にどうしても行ってみたかったら紹介するが、脳脊の検査は混むから先にそちらの予約をしたほうが良い。心療内科はその間にいつでも行ける」
とアドバイスを受け、数少ない脳脊髄液減少症を診てくれる病院への紹介状をもらいました。
脳脊髄液減少症という病気について、ネットで調べておけとも言われました。珍しくないですかこの指示。

ええ、これは大変な病気ではないですか!
でも際立った起立性の頭痛はないけども…。頭を打ったりした記憶もないけども…。
しかし可能性があるならば、医師がそう言うならば行かなければ。
24時間揺れている私にほかに選択肢はありませんでした。


 

 


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