13.PPPDの始まりと周囲の反応

私のめまいは2020年の1月頭と2月末にグワッと強くなったこの2回以来、今に至る3年半は発作的というか急変したことはありません。強弱はあれど常に同じようなペースで揺れています。

でも通勤できていたころを震度4、この悪化したときを震度5とすると、一つの差だけどこれは本当に大きかった。5は仕事どころか日常生活も難しいレベルです。

不思議なのが、自分はこんなに揺れているのに見た目にはまったく揺れていないらしいということでした。誰に聞いても全くわからないとのこと。つまり体は揺れていないんですよね。

自分でも鏡の前に立ってでじっと見てみましたがそもそもの視界が揺れているため正解がわかりませんでした。

この見た目にはわからない私のめまいについて、家族や職場、友人たちが全く否定的でなかったのは本当に助かりました。今までが飲んで食ってガツガツ動き回っているタイプだったため、これはよっぽどだと思ってくれたのかもしれません。

クラクラめまいが始まってから3ヶ月目、定義によればこの辺がPPPDの始まりでしょうか。

私の経験上、めまいの経験がない人に一番理解を得られる説明の仕方は

「TVのロケでカメラマンが走って追いかける一人称視点が延々と続く」

です。