老化そのものを止めることはできませんが、進行のスピードを遅らせることはできます。老化のサインに気づいたら、若いころとはお世話のやり方を変え、愛犬の体調にあわせてあげることで、老化のスピードをゆるめてあげましょう。 
 
 例えば、食生活です。下痢をするなど消化機能に衰えが見られたら、消化、吸収の良いフードにかえてみる。逆に太ってきたら、基礎代謝の低下が考えられるので、食事から脂肪分を減らしてみる。このような気遣いが胃腸や肝臓の病気えお未然に防ぎ、様々な病気に引き金になる肥満の防止に役立ちます。

 また、体力の衰えを感じたら、自転車での引き運動はやめて、散歩でけにする。足下がふらついたら、床に滑り止めのマットを敷くなど、運動機能の衰えに応じた配慮も必要です。過激な運動をさせないことで体力を保持し、転倒などの事故から愛犬を守ることができます。

 老化は、病気がともなっているとあっというまに進行します。立てなくなったのを放置していたら、関節や腱がこわばってフセすらできなくなり、体がカチカチに固まってしまうことも。この状態から寝たきりになるまでに、それほど時間はかかりません。病気の兆候を見つけたら、早期治療を心がけましょう。
 引用老犬生活 完全ガイド 若山正之