今日は電車も無事に動いているので陶芸教室に出勤。
うちの周りの公道はとりあえず1台は自動車が通れる程度の除雪、駅まわりのささやかな市街地まで出てもやはりギリギリ最低限の除雪がされているだけで、駐車場や駅のロータリー、歩道の脇に2mクラスの小山に雪が積まれているのを見て、雪の捨て場がないというのはこういうことか、と思う。

中央線は無事に運行、大月駅、猿橋駅、梁川駅、と進むにつれ谷間や川を渡る高い鉄橋などの車外の風景を見ると、除雪がいかに困難だったことか、腹に染みる。
あの鉄橋の除雪が大変で4日も大月駅に乗客が留め置かれたのだろう。

無事に陶芸教室に着き、講座開講。
冬学期も終わりに近づいたし先週予期せぬ休講だったので皆さん早くから見えて自主的にどんどん進めている。
なんかまたひとつみんなうまくなった気がするし、受講者さん同士がいい感じで仲良くて良い。

武蔵小杉の駅ビルのスーパーで偵察したら野菜もそれほど高くないし平常に戻っている。
ここで買っていこうかな、と思ったが大荷物を持って2時間電車に乗るのもしんどいな、と地元のスーパーで買い物することにする。

ところがこれが誤算でありました。

20時前に地元スーパーに行ってみたら・ 閉 ま っ て い た 。
がちょ~ん!!!
スーパーのシャッターには張り紙してあるわけでもなし、時短で明けているのか当分休業なのかも生鮮食品が終わると終わりなのか、なんだかわからない。
水曜日に中央道と中央線が復旧したからって、中2日じゃ全然まだ「平常」じゃないんだね。
そうだよね、スーパーに行くまでの道だってどこも車一台やっと通れるくらいなんだもんね。

とりあえずスーパー隣のセブンイレブンで小麦粉と赤ワインだけGET。
酒さえ切れなきゃあとはどうにか工夫と我慢で乗り越えられる。
酒だけはうちに唸るほど梅酒があっても甘くない醸造酒が切れたら辛い。

注意深く雪道を30分歩いて帰る。
雪で何が変わったって、道を人が歩いている、ってことだ。
車を容易に出せないから、みんな歩いているのだ。
私のように1人というのもあるけれど、連れだって朗らかに話しながら歩く人達も多い。
駅前の飲食店も少し外れた場所の飲食店も、店内から人が集まって賑やかに話す声が聞こえる。
「平常」の大月駅周辺の土曜なんてゴーストタウンみたいに静かなのに。
雪の始末の寄合だろうか、調理の材料が乏しいから外食に出て来てみたのか、それとも「人」に会いたいのか。
何となくいつもと違う人と人の距離が近くなっているような、親密な空気感が町を覆っている。

人が連れ立って、足元を気をつけあいながら話しながらぶらぶらと急がずに行きかっている、この感じ。
私が子供の頃、昭和40年代の夜、銭湯に出入りする人達がそぞろ歩いていた時の雰囲気に、そっくり。
いい感じに個人がほどけて、見ず知らずでも妙な「よっ!兄弟!!」みたいな親近感があって。
なんか、わるくない。(*^_^*)

大雪は大変だったけどいいこともあるよね、としみじみ帰ってきたら・我が家の雨漏りは一層ひどくなっていた。
しかしどうにもお手上げなので、腹ごしらえをして今からビニールを敷いたり応急処置をできるだけするしかできない。
雨漏りの話をしたら陶芸教室の職員さんに「漏電が心配ですね!」と指摘されたから、やはり何かできることをしておいた方が安眠はできるかも。