昨日の夜、ふと「素材用に買ったつもりの着物を着物として着てあげよう」と思った。
あんまり人気のなさそうな地味な着物を1000円くらいで落としたのが何枚かあるんだけど、まだ全然着物として着てあげられる状態で、やたらと解体できなくなったものが何枚もあるのです。
で、今日は意味なく絹物を着ている。


思ったはいいけど。

今日はちょっと寒くて白襟の付いているポリの長襦袢は嫌だ、ということで叔母がくれたモスリンの長襦袢に白地に黒の蚊がすりの襟をつけるところから始まる。
気楽に針を持ってやってみたけど、三河芯が付いてないので襟がフニャフニャのグズグズ。
まぁ、今日はこれで次回なんとかしよう。

着物は濃い紺地に赤の縦系の線とグレーの5つ星が織り出してあるお召。
「お召」と見るや入札せずにいられなかった時期がありまして。
ちょっと裏の八掛が飛び出しているところを見ると、クリーニングに出して失敗でもしたんだろうか。
離れてみると濃い紫系に見えて、キリッとしていてとても良い着物だ。
私という人の雰囲気に似合っている。
(だめだ、こりゃもう絶対素材に出来ない、、、、。)

帯は着物に興味を持ち始めた頃オークションで落とした絹の名古屋帯。
つづれ織り?で向かい合う鳥が織り出してある。
後ろのお太鼓の写真はどう頑張っても撮れなかったので断念。

これがものすご~く締めるのが難しい帯だった。
凄く細い人のものだったらしく、お腹に鳥の柄がくるようにすると、お太鼓をするときに「手」が妙に短くなる。
そのくせお太鼓の方は長くてやりにくい。
(だからオークションに出されちゃったんだね。)
帯を結ばないで帯クリップを使ってやってみたけれど、それでも短い。

帯クリップ

http://store.shopping.yahoo.co.jp/kimono-kyoukomati/21323.html


こいつはスグレモノで、着付け教室が採用している立派過ぎるクリップよりずっと楽。

または帯を畳んであらかじめ作っておくやり方ならうまく調整できるかもしれない。

画期的な帯むすび

帯揚げ帯締めの色は、私は3色しか持っていないので現状ではこだわれない。
グレーとか水色とか欲しいんだけど、今月は無理。

そんなことやっていたら午前中が終わってしまった、、、。(^_^;)
私、制作で忙しいんだったよね???

でもね・こういう無駄っぽい時間って大事なのだ。
お太鼓も時々はやらないと忘れてしまうし、
いざ出かけよう!という時になって「この帯はやりにくい!」と思っても遅かったり、
時々しか着ないような着物をあえてなんでもない時に着て大きさや状態や着心地をチェックしたりするというのは、
着物で慌てないようにするためにはかな~り大事だと思う。

でも本当はこんな切羽詰った時にやるもんじゃないよね。(笑)
はいはい、これからこの着物にたすき掛け&エプロンでしっかり仕事しますってば。


【追記】
帯クリップのリンクが間違っていました。

以下です。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/kimono-kyoukomati/21323.html