三連休の中日は自身も出品している「16th DOMANI展」のイベント座談会「アートと建築家の可能性」を聴き

サントリー美術館の「天上の舞・飛天の美」を堪能し

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_5/index.html

森美術館の「六本木クロッシング2013・アウトオブダウト展」に足を延ばして、23時過ぎに山梨に帰りついた。

http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2013/

DOMANI展の座談会は美術家2名建築家2名の各作家が作品のプレゼンを十分にしたので見ごたえあり、司会の建築家さんが話を回すのが上手だったので話も楽しめてとても良かった。
私の時のドッチラケの座談会とは大違い。

「天上の舞・・・」は個人的に大好きで4回もすでに訪れている平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩の皆さんが東京に来ているので軽く挨拶に、と出かけていったが、他の展示品に法隆寺の金堂の飛天さんや興福寺勧学院の普賢さんの素晴らしい光背など自分の大好物が多数あり大満足。
神奈川のお寺から鎌倉時代の阿弥陀三尊像が来ていて、その阿弥陀様が美術的にどうこう言うより凄く「パワー」のある方だった。
白隠の掛け軸や氷川女體神社の龍神様の祠くらいの「あったかパワー」があった。

私は博物館や美術館収蔵の仏像が苦手。なんか、怖いんだ。
お寺にある仏像は大体大丈夫。
なんでこう印象が違うのかなぁ、と不思議。


「アウトオブダウト」は混んでいるのを理由にクロークがサービス停止、重い荷物を持ち股関節痛に耐えながら観るのが苦痛になったことも手伝い、二つ三つの作品しか心に響かず残念でした。
いかにも現代美術でございって感じの作品群でちょっと苦手。
ああいうコンセプトを先に読まないと何も響いてこないようなものは私は信用できない。
なんかさぁ、「だからなぁに?」みたいに思ってしまって駄目なんだ。
もっと「ブツ」として存在そのもので響いてこないと。
楽しみにしていた金工の作家も2点しか出してなかったし小さくてがっかりだったし、金属であの程度の精巧さで大騒ぎするのが意味わかんない。
現代美術のキュレーターって工芸を見ていないんだな、と拍子抜けした。