仏教ってさあ、「おねがい」聞かない宗教なんだよね。
大体さ、オシャカ様ってあの人、王子様やめて出家した人だからね。
「お金持ちになりたいんです」たって、「シラネェヨ」って言われるよね。
オシャカ様ってさ、あの人ちょっと変人だからね。

                        ~斎藤一人さんの講演より

そうなんだよねぇ。
仏教って「宗教」ってより「思想」というか、考え方っていうか、「あり方」の指南みたいなものだよねぇ。

ご飯食べるときとか、ストレッチするとき・昨日みたいに窯が終わらなくて寝るに寝られない時、前も「イイ」って言っていた斎藤一人さんの講演をボチボチ聴いています。
あくまでも「商人」「あきんど」の目線での物言いが実際的でフワフワしていないのが良い。
「いかに損しないお店にするか」「商売を馬鹿にすんじゃないよ」とか商売の話をちゃ~んと話しているところなんか、イイよ。

話し方が「話芸」としてレベル高い。
組み立て方や間の取り方なんか、昭和の漫談家レベル。
綾小路きみまろクラス。うまい。
話の内容はどうでも(どうでも?)昭和の良き漫談を聞くようなつもりでも楽しめる。
話が上手いのが胡散臭く感じられる人もいるかもしれないけどね。
それから声の出し方がいい。
美声ではないけれどヒとシが混じっちゃう江戸弁のところなんか、なんとなく亡き立川談志師匠を彷彿させる。

「自分の機嫌ぐらい自分で取れるようになんなさい、それが「修行」だ。」
「滝に打たれたりインドに行ったりして、「悟り」開いて、その後どうするの?
ブスッとして周りを暗くして生きるの?笑って生きるんでしょ?
だったら、今、ここで笑って機嫌よく生きようよ。」

なかなかいいよ。

私は某「いまここ」の人とかその辺に付随する人達より実社会に向き合ってる分、言葉に力があると感じられて、好きだわ。

「まるかん」のサプリには一生縁がなさそうだけど。