
とにもかくにも、無事に素焼きが1つ上がった。
素焼きがこんな嬉しいのは初めてだよ。
自分の作品がしみじみ可愛い。
この前まで焼いたら小さくなる、会場に対して量的に少ない、とイライラしていたんだけど、
もうどうでもいい。(笑)
所謂「五体満足なら何でもいい」ってアレだ。
陶芸は、他の造形分野より「自然の摂理」みたいなものに左右されて、最後は「人事を尽くして天命を待て」みたいな状況になりがちな素材だ。
目の前に谷があり、さんざん谷の深さや幅を測ったり、飛び越える方法を工夫するけれど、最終的には天に運を任せて突っ込んでいくしかない、みたいな。
すごく怖い。
でも陶芸をやっているからこそ、本来気の小さい私が1つの制作の中で何度も何度も目をつぶって、助走をつけて、谷を飛ぶ。
すごく好きな素材だ。
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