$立派なトドになります。



半乾きで焼いていない状態の作品を上下解体。

1 鉄管を三脚状に組む
2 鉄管の金具にチェーンブロックという巻き上げ器を下げる
3 作品にウレタンを巻いて養生、そこに荷揚げ用ベルトをかける
4 荷揚げ用ベルトをチェーンブロックにかけ・ハンドリフターなる上下稼働の台車のような機器を作品の出来るだけ近くにセット
5 チェーンブロックを巻き上げて作品を釣り
6 上下のパーツに少しできた隙間に手板を突っ込み
7 吊っている作品を手板に着地
8 チェーンブロックを少しずつ緩めながら作品と手板をハンドリフターにスライドしていく
9 手板と作品が無事ハンドリフターに乗り切ったらチェーンブロックを緩めながらハンドリフターを安全な高さまで下げる
10 ハンドリフターで作品を安全な場所に移動し降ろす。

3時間ぐらいかかっちゃった。

上下に分けた作品の間にハンドリフターが入らなかったので(ハンドリフターの足が作品の下のブロックに当たってできなかった)大変面倒くさいことになった。

でも、怖かったけどなんとか無事に出来てよかった。

1人でこんな怖い作業に向き合わないで誰か助っ人を頼もうか、と最後まで迷ったんだけど、いろいろ考えてやめた。

他人を使うのって・時と場合によるのだ。
段取りがきっちりできていて一気呵成にやるのでなければ助っ人なんて実は邪魔なのだ。
初めてやることで様子を見ながら試行錯誤しながら考えながらやるときに、頭の回転の速いよく気が利く(と自分んで思っている)タイプの人なんぞに横から色々「アドバイス」されると・私は逆に混乱してしまうし、こういう作業に慣れてない人だと何か事故が起こった場合に余計に酷いことになる。
ついでに言うとテンパっているときには他人が居る、っていう気配だけだって疲れる。

たった1人で怖かったけど、自分には1人が一番楽なのだ。
ああ、こんなにもお一人様体質だったのか、私は。