さて。

先週で週3日働く生活に少し区切りをつけた。
作品制作が間に合わないので陶芸教室指導を土曜日だけにして制作に専念するのだ。
それだって正直スケジュール的に厳しくて笑っちゃう。
生活は、あまり出歩かなければどうにかなるように思う。
(私の生活で一番お金がかかるのは交通費なのだ。)
作品制作費は今年の始めにもらった賞金でなんとかする。

大きい作品を一個作る、と言ったら母が即座に「大きい作品なんて売れないじゃない!!」と腐してきた。
そんなのさぁ、わかってんのよ。
でも作りたいのよ。
今の日本では大きい作品を陶芸家の私に展示させてくれる機会を得るだけでも大変なことなんだから、そろばん勘定は置いておいて「大きいものを作りたい」というどうしょうもない衝動を実現させてくれたシチュエーションを喜ぶのだ。
そしてそこから思いもかけない次の話につながっていくことを私は経験上知っている。

決意も新たに今日からスタート、というわけではなく、まだ前回の展示の追加注文の最後の1個の仕上げが残っている。
それを今日明日で作り上げたら明後日火曜日に粘土が1t到着して、やっと次回作品着手なのだ。
どうしよう、間に合うかしら、などと考えるとろくなことはないので「木下藤吉郎の墨俣築城の話」みたいな感じで考える。
デッドラインを設定して細かくプチ目標と今日のノルマを作って積み上げていく方針。
1日15cm積み上げれば4日で60cm、単純に考えればね。
大きな作品の場合、プランが決まったら考えているよりその場の勢いでガンガン作るのでこの方式で出来る。
小さな作品の場合はそうはいかず、また別の回路なんだけどね。

今日のところはしっかり小さな作品を進めて、火曜日に気持ちよく大きな作品をスタートさせるようにしよう。