京都在住の人気現代陶芸家夫妻 秋山陽さんと北村純子さんの二人展に行ってきました。
この2人、私が学生の時からすでにず~っと人気作家でおしどり夫婦。
秋山さんは生の粘土をバーナーであぶってひび割れさせたテクスチャーで土そのものの魅力を最大限に遊ぶ作家、北村さんは磨き込んだ黒いボディに芥子粒のような点刻で眩惑的な象眼模様を打つ匠の目と手の作家。
作風は真逆、なようでひとつの真実のある面と別の面のような、双頭の鷲のような、たぶん魂は1つなんだろうな、というような2人。
お互いの作品の力と高い品格ががっぷり四つに(しかも静かに)組む最高の二人展でした。

ギャラリーの落ち着いた空間も魅力的。

http://www.kakiden.com/gallery/exhibition/current.html

良い展示でした。
2人と同じ時代に生きていて良かった、とさえ思うような格の高い作品群でした。

ものすっごいまじめに心を入れ替えてちゃんと制作しようと思った。(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで陶芸家っておしどり夫婦で二人とも陶芸家で両方売れっ子っていうカップル多いなぁ。

井上雅之と中井川由希、川崎毅と小池頌子、長谷川直人と堀香子、中島晴美と中島克子、もっと若い層も入れると書ききれないぐらい。
他の分野でこういうケースってあんまりないような気がするんだけど、どうなんだろう。