旧盆の入りです。

今年は親戚大集合状態にはしない、という打ち合わせで、入りの今日に叔母が来て一緒にお墓参りに行こう、という事になっていました。

朝から掃除の仕上げをして泊まりに来る母や弟や甥達の分の夜具を干して、掃除はまだ完了じゃないけどお腹が空いてたまらなくなったのでお昼の用意を始めたら・
ノーアポで叔父夫妻が来て、お昼は食べられなくなりました。
ちょっとしてからアポありの方の叔母夫妻もやってきて、叔父叔母達の間では今日の昼過ぎに集合ということに話が通っていたようでした。

・・・・・なんかいつもそうなんだよな。
私の電話番号も知っているのになんで私にちゃんと話を通してくれないのかな。
叔父夫妻には今度一言連絡が欲しい、と言おう。
(・・・・・いや、前からそう頼んでいるような気がしたけれどなぁ)

そういえば今日の朝も突然、うちが畑を無償で貸している近所のおばさんがやってきて
「Mちゃん(下の叔母)が来るっていうから野菜持ってきた」。

私でなくてM叔母への野菜だから、私になにも連絡なくてもいいのかもしれないけど、
田舎ってそういうもんなのかもしれないけど、不意の来客って都会出身の私は、
・・・・いつまでたっても慣れない。

叔母も忙しいのは解るけど、一言そういうの教えておいて欲しい、と言おうかな。

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しかし江戸時代、いや昭和初期、いや多分昭和が終わりかける頃まで、人が人を訪ねるのなんて大体ノーアポだったんだろうな。
自分も子供時代の昭和40年代、「〇〇ちゃ~ん、あそびましょ~」とお友達を訪ねて行った時にはあらかじめ友達の家に連絡なんて上等なもんは入れてなかったよな。

今度から田舎の人達がノーアポで突然来ても「この人達は近世に今も生きているのだ、江戸なのだ、時間からも近代人の自他の分離の感覚からも自由なのだ」と思うことにすれば、たぶん楽になる。

↑今何気に大事なことを書いたような。(°∀°)b

で、こっちも夜昼逆転のくしゃくしゃの寝起きの姿で出て行ったり、お昼時に居座られても自分の食べるのと同じ残り物で作った粗末なお好み焼きでも食わせればいいんだ・な。
「江戸時代」だったらそれで上等だぜ。

そういえば先日私は「江戸時代にタイムスリップして暮らしたい」って思ってた。
ある意味、叶ったわけだ。(笑)
これから田舎でのオツキアイは江戸人になった(江戸時代の田舎の人、か)つもりでゆる~くゆる~くいこうっと。
お手本は杉浦日向子先生描くところの北斎の娘、お栄ちゃんだわ。

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