愛され続けて50年♪半世紀のご愛顧を感謝いたします。
徳丸鏡子は本日つつがなく50歳を迎えました。
皆様たくさんのメッセージやお祝いの言葉をありがとうございます。

今日はちょっと体調がいいので夏物の着物を着て山梨で地味~に作業していました。
絹の絽で、古くてクタクタなんですが麻の襦袢と合わせると軽くて快適です。
山梨ではユニクロの涼感下着・麻の長襦袢・絽の着物のいでたちでも寒いくらいです。

この着物は「近衛隊長の奥さん」から叔母がもらったものを譲り受けました。
「近衛隊長」って聞いて「オスカル様かよっ!!」って、みんな突っ込んだ?
私は脳内で突っ込んだわよ。(笑)
近衛隊長の奥さまは昔の人でとても小柄だったのでしょう、体格の小さい私が日常着にするにはピッタリのサイズです。
一般に適正とされている現代の着物のサイズは普段に着物を着て動くには大きすぎるといつも私は思います。

ご存じのように先月持病の気胸で4年ぶり6度目の入院をしました。
とっくに退院していますが今回治りかたがスッキリせず体調の波が激しいので、日常生活も作業も万事今までの半分くらいの進め方でそろそろと生きています。
もうこのそろそろ生きるペースが私の普通なのだと意識変革しないといけない時期かもしれません。
一生懸命やることが何かの免罪符になると思うような発想はもう卒業です。
一生懸命やったってダメなときはダメ、ゆっくりかみしめるようにやって、それでも大丈夫なときは大丈夫、ダメなときはやっぱりダメなんでしょう。

大体さぁ、自分を鞭打つように何かするのって全然「一生懸命」とは別物だよね。
私にはそこのところの区別がなかなかつかなくて、自分をいじめるくらいにやらないと誰かに怒られるような気がしていつもビクビクしていました。
そういうの、おしまいにしたいです。

自分に最も大切な一点を見つめて、心からいらない騒音は締め出して、そろそろとやれることをやっていこう、今日のひと日を積み上げて次の50年を歩みだそう(笑)、と思います。