今回の台湾への作品輸送のプロセスで。
色々変にうまくいかなかったんだよね。

まず、画廊が私の旧作2作を送ってほしいと言ってきたのが、私たちが台湾で面談してからかなり後で、しかも「年内に着くようにしてほしい」。
何となくあの画廊はいつも待たせて、急で、性急なところがある。
ちょっとそこに私の作品をそんなに大事に思ってくれていないんじゃないかな、と私は疑ってかかった。
(それで私は自分をああいう結果に導いたともいえる。)

しかし色々考えて決意して作品を送ることにして、これ以上はないくらいの梱包をしたら・
気が付いたら3連休だった。
何か気分的に焦っていて、連休明けまでの2日が待てなかった。
そこで車で一時間の、叔母のいる富士吉田の郵便局に出しに行くことにした。

ところが当日、コンタクトレンズがホルダーごと行方不明になった。
かなり探したんだけど、出てこない。
シーツを洗濯したのに巻き込んだんじゃないか、と思って久しぶりに眼鏡をかけて運転。

叔母の家のそばあたりから、今まで運転したことのない道になったら見事に道に迷った。
かなり迷ったんだけど、最終的には犬の散歩をしているおじさんに道を訊いて着いた。

郵便局で荷物を出して、近くの叔母のところに顔を出していたら、郵便局から電話がかかってきた。
折り返して電話しても不通。
気持ち悪いからもう一度車で郵便局まで戻る。
この時は送るものの金額が高いのでインボイスを書かないといけない、という話で、結局金額を作家値段に下げてかからないようにした。
(思えば、この時に見直せば任意の賠償保険にちゃんと入っていられたはずだったのに、なんで見落としたのかね)

なんとかかんとか荷物を出して、3~9日の間に届くと言われたのが早々に中1日で台北に着いたんだけど、昨日書いたようにひどく壊れていた。

補償の手続きをしに郵便局までまた車を出して1時間、往復2時間、帰ってきたら先方から「修理に来ないでよい、作品は送り返す」の知らせ。

ああ、そうだろうなぁ、と思いながら、ふっと「これでコンタクト、出てくるんじゃないか?」と思った。

そしてその3分後くらいに 何十回も一日に通る場所のカーテンの下に、コンタクトレンズのホルダーが転がっているのを、見つけた。
虚脱して笑った。
「メクラ、やっと目が開くな!」って笑われた感じがした。

穿った見方をするとね。
やっぱりこれは「23日はやめておけ」「その画廊はやめておけ」サインでコンタクトレンズが行方不明になった気がした。
ところが思い込みが激しい私は一度決めたら無理でも通すところがあるので、色々「やめとけ」サインが出てもやっちまったんだよね。

でもさぁ、「やめとけ」サインばっかり出ていても、あえてそこに突進していくのが私の今迄の生き方なんだよね。
そうやって人生切り開いてきたと言えば、そうなのよ。
それはそうそう変わらない。
しかしいつもの突進は自分がそうしたいという気持ちから来ているけれど、
今回は画廊に対する義理立てとか台湾で作った縁を離したくない欲(上昇志向?)からの突進だったから、そこが違うんだよなぁ。

う~ん、判断が難しい。

さあ、サボっていないで英語でメールを書かないと。(^_^;)