今日は例の大きな作品を庭に移動してあらかじめ作ってあるコンクリの基礎に設置。
今回の作業の山である。
そんなわけで、いつも忙しくてべったり一緒にいてくれない漢青氏も終日作業に参加。
謝先生の「秘密兵器」、どんな足場の悪い場所でもチェーンブロックが吊れる鉄パイプ製巨大三脚が大活躍。
博物館の庭は結構傾斜があるため、コンクリ基礎はとにかく必ず水平を出してくれ、と指示。
水平さえ出ていれば中心部の大きなパーツを安定させてから、四方に伸びている「足」のパーツを吊りながらお互いの切り口を合わせて、足パーツの下に何か噛ませたり削ったりして調整していけば良いから。
(今日は全編専門の道具やら用語やら出てきますがご容赦。)
って いうのは やっぱり頭の中でだけ考えていた手順だった。(笑)
実際に始めたら基礎の位置も微妙に違うし高さも合わない。
大体、コンクリ基礎が傾斜地の低い場所で水平を取っているから高い場所の基礎が地べたより陥没しているのが甚だ作業しにくい。
しかし謝先生には謝先生の方針があるので、ついていくしかない。
何度も作品を吊り上げては合わせてどかして、棚板の破片を噛ませたりコンクリ基礎ごとを低く削ったり。
焼き物というのは焼くと縮むと同時に歪む、と言うのを知っている私は多少合わなくても「こんなもんかな」と妥協しやすいのだが、仕事人である謝先生も几帳面な漢青氏も、昼前に表れた私の日本から来た友人(台湾茶の先生)も台北から来た友人も、あっちが高い、ここがヘンだ、とワイワイ指摘して粘る粘る。
電動工具を使い慣れている謝先生には固まったコンクリを「手前あと◯㎝低くして左も少し削る」なんて朝飯前のご様子で、ジョークを言いながらガンガン削る。
謝先生のジョークは中国語だけど意味は大体わかる。
そのジョークに台北の友人葉さんが応酬、みんな賑やかでハイテンション。
吊って・合わせて・削って・また合わせて・を何度も繰り返して、午後3時には作品の下部分の5バーツがかなりビシッと組み上がり、間をマレーシアだかインドネシア製の真っ黒な接着剤で接着。
お次はアメリカ製の水中ボンドにアルミナ(という白い粉)を混ぜて接着剤にボディをつけてパテ状にして、私・漢青氏・アシスタントのKenちゃんこと俊輝ことジュンホエで、黒い接着剤の上から作品の隙間をしっかり埋めていく。
謝先生は中心部のパーツの中にコンクリを流したり、足パーツの足元にコンクリを入れ込んで固定。
「多摩美でこんなことばっかりやってたよね」と漢青氏と昔話。
夕陽が射す頃に、爽やかに作業終了。
「以外と大変じゃなかったね」「大学の時はチェーンブロックもなくて手伝ってくれる人もいなくて、もっと大変だったよね」と口々に言い合う。
謝先生は作業がスムースに運んだのが嬉しかったようで、さらにテンションが上がって作業終了後も台湾観光案内を私に始めてしまって(笑)、私は一時間ばかり解放してもらえなかったが、
無事に終わってみんな楽しそうだったので、良しとしよう!
今回の作業の山である。
そんなわけで、いつも忙しくてべったり一緒にいてくれない漢青氏も終日作業に参加。
謝先生の「秘密兵器」、どんな足場の悪い場所でもチェーンブロックが吊れる鉄パイプ製巨大三脚が大活躍。
博物館の庭は結構傾斜があるため、コンクリ基礎はとにかく必ず水平を出してくれ、と指示。
水平さえ出ていれば中心部の大きなパーツを安定させてから、四方に伸びている「足」のパーツを吊りながらお互いの切り口を合わせて、足パーツの下に何か噛ませたり削ったりして調整していけば良いから。
(今日は全編専門の道具やら用語やら出てきますがご容赦。)
って いうのは やっぱり頭の中でだけ考えていた手順だった。(笑)
実際に始めたら基礎の位置も微妙に違うし高さも合わない。
大体、コンクリ基礎が傾斜地の低い場所で水平を取っているから高い場所の基礎が地べたより陥没しているのが甚だ作業しにくい。
しかし謝先生には謝先生の方針があるので、ついていくしかない。
何度も作品を吊り上げては合わせてどかして、棚板の破片を噛ませたりコンクリ基礎ごとを低く削ったり。
焼き物というのは焼くと縮むと同時に歪む、と言うのを知っている私は多少合わなくても「こんなもんかな」と妥協しやすいのだが、仕事人である謝先生も几帳面な漢青氏も、昼前に表れた私の日本から来た友人(台湾茶の先生)も台北から来た友人も、あっちが高い、ここがヘンだ、とワイワイ指摘して粘る粘る。
電動工具を使い慣れている謝先生には固まったコンクリを「手前あと◯㎝低くして左も少し削る」なんて朝飯前のご様子で、ジョークを言いながらガンガン削る。
謝先生のジョークは中国語だけど意味は大体わかる。
そのジョークに台北の友人葉さんが応酬、みんな賑やかでハイテンション。
吊って・合わせて・削って・また合わせて・を何度も繰り返して、午後3時には作品の下部分の5バーツがかなりビシッと組み上がり、間をマレーシアだかインドネシア製の真っ黒な接着剤で接着。
お次はアメリカ製の水中ボンドにアルミナ(という白い粉)を混ぜて接着剤にボディをつけてパテ状にして、私・漢青氏・アシスタントのKenちゃんこと俊輝ことジュンホエで、黒い接着剤の上から作品の隙間をしっかり埋めていく。
謝先生は中心部のパーツの中にコンクリを流したり、足パーツの足元にコンクリを入れ込んで固定。
「多摩美でこんなことばっかりやってたよね」と漢青氏と昔話。
夕陽が射す頃に、爽やかに作業終了。
「以外と大変じゃなかったね」「大学の時はチェーンブロックもなくて手伝ってくれる人もいなくて、もっと大変だったよね」と口々に言い合う。
謝先生は作業がスムースに運んだのが嬉しかったようで、さらにテンションが上がって作業終了後も台湾観光案内を私に始めてしまって(笑)、私は一時間ばかり解放してもらえなかったが、
無事に終わってみんな楽しそうだったので、良しとしよう!