今更ながらの追悼

愛食している寺田本家の「にぎり酒」のストックがなくなるので、久しぶりに寺田本家のＨＰに注文に行った。

そこで、遅ればせながら寺田本家23代ご当主　寺田啓佐氏が4月18日にご逝去されていることを知った。
先日、読みかけて中断していた寺田氏の著書「発酵道」を読み切ったばかりだったので、非常に驚いた。
その上啓佐氏がモデルとなった映画「降りて行く生き方」も、ふと昨日の夜「こんな映画もあったよね、上映会とイベントトークがあって寺田氏の講演もあったのに行けなかったことがあったな」なんて思い出していたところだったので。

享年は63歳ということで早いご逝去、という印象もありますが著書に書かれているように寺田本家を自然酒の蔵にしようと決意した切っ掛けもご自身の大病であり、決して頑丈な体の方ではなかったのでしょう。
私は寺田本家のお蔵フェスタにも行ったことがなく、生前お会いすることがなかったが残念ではありますが、ご本人は「十全に生き切った」と思われての旅立ちではないかと思います。
（とある友人はライターなのでインタビューまでしているんだよね～、いいなぁ。でもご縁なんだよね）

啓佐氏が築き上げた寺田本家の自然酒、発酵食品をこれからも愛し、まだお若い24代目と寺田本家を応援していこう、と心に決意した秋の日の午後です。