台湾から帰る3日前、体力仕事もないので1日水だけ断食をした。
行ったばかりの頃一度「台風断食」で炭酸水無し、本格水だけ断食をしたので今回も楽勝、と思っていた。
が。

全身の倦怠感、ひもじくてたまらない嫌な空腹感、とにかく、だるくて吐き気まである気持ち悪さがあって、今までで最高に辛い。
脳が酸欠になって出る、溜め息みたいな欠伸も止まらない。
今まで空腹感で頭がボーッとしたり頭痛がして手が震えたり、というのは初心者だった頃にあったけれど (初期には不健康だったためプレ糖尿の症状=低血糖が出た)、こんな、酷い二日酔いみたいな症状になった事はなかった。

台湾での食生活は以前書いたように淡々と同じものを食べていて、自分を苛めるような事はしていない。
なんだ、なんだ?

断食には断食反応という好転反応みたいな症状が出る事がある。
体が生命活動をするため必要なエネルギーになる糖類を使い果たすと、体内に蓄えている脂肪を分解して使い始める。
その時「ケトン体」というのが出来て、これが出ると気持ちが悪くなる、などの不快な症状が出ることがある。
これを「断食反応」っていうんだけど、今回のこの不快感がまさにそれ、みたいだ。
私は今まで脂肪が燃えてるときに二の腕や腰周りがカーッとして汗が出る、というような感覚はあったけれど、こんな船酔いみたいなのは初めて。
なんでこんなに反応がキツいのだ?


思い付いた。
化学物資かもしれない。
断食の2日前、バスルームがあまりにも臭いので台湾版カビキラーで大々的に掃除をしたのだ。
バスルームに窓がないため掃除しながら「カビと一緒に私も退治されそう」 と かなり健康に悪い感じがしたのだった。

断食道場のスタッフだった人のブログにあったけれど、利用者の中に時々酷い断食反応が出る人がいる、と。
男性より体に脂肪の多い女性に多く、そういう人は界面活性剤バリバリのシャンプーや洗剤を使っている、とか。
またその筆者が道場の備品を洗うのに合成洗剤からせっけんに変えたら断食反応が出る人が減った、という話題もあった。

各種断食サイトを覗くと、化学物質は体の脂肪に蓄積されるので、断食によって脂肪を燃焼させるとデトックスとして有効である、という話。
シックハウス症候群になった友人がカナダの断食道場に行って治した話も以前書きました。


色々頭の中でまとめると、今回の私のキツい断食反応は2日前のカビキラーの化学物質をデトックスしているから、でないかと。

あれを正真正銘の断食反応というなら、断食って辛いわ。(笑)
あれだけでもカビキラーがいかに体に悪いか実感出来た。
そして頑張ってデトックスしてくれた私の体に感謝。

【つけたし】
そんな思いをした断食だったのに、帰国前にスタッフとの会食や冷蔵庫の残飯整理で回復食に失敗して、見事に体重はリバウンドしてしまった。
断食は回復食中に痩せるようなもんだからね。

これ以上太ると着るものがなくなるので(切実) 今日も緊急に水だけ断食決行中。
今日は断食反応もなくて快適です。
やっぱり食べ過ぎていたからか、まだ空腹感が湧きません。

ちなみに朝から炭酸水500m×4 コーヒー1杯。
今晩また炭酸水を500×2本飲む予定です。
コーヒー、は予定外なんだけどせっかく陶芸教室の生徒さんがいれてくれたので。