気持ちよく作っている・そうは言っても。


今日で粘土700kg使い切った。
6分割すると言ったって各ピース100キロ超えだ。
そしてまだ作っている。たぶんあと100キロは使う。

窯詰めをどうしょう?とスタッフのハンチン氏と話していて手動のリフターを博物館が買おうということにはなった。
(ここの博物館、展示替えの時どうしてるのだ?)

ああ、窯詰め。ああ、設置。

夜に1人で作業していたら、大きな作品を作っていたころの苦労と失敗の思い出が津波のように押し寄せてきた。

・・・・・・・

作品の成形が無事に終わったって、その先にもたっくさんハードルがあるんだよなぁ。

作品を窯に合わせて切って焼成後にゆがんで形が合わなくなった事があったね。

窯詰め窯出しの毎回の大騒ぎ。今回それを慣れていない素人同然のケン君と6回繰り返すのだ。

背の高い作品の上の部分のパーツを外すのは、乾燥が生乾きの時が一番良いのだけれど、今回こんなにギリギリだと外せないのではないか?
乾燥しきって8月に外すのは危険すぎる・・・。

無事焼けても屋外設置だと作品設置の前に地面を完璧に水平出ししてくれないと作品のパーツが合わなくなるんだよね・
大学院の中庭に作品を出して講評準備した時に、作品が立ってくれなくなってしまってクタクタになって泣いたことがあったよね。

こんな突起がたくさんある作品、本当に屋外の公園において大丈夫??

等々・等々。

そのたびに
「いやいや、『今ここ』だ!」
「自分の力でなく、自分なんか超えた力をお借りしてるんだから大丈夫!!」
「あ~もう、台湾の神様も日本の神様も天の力も地の力も、全員総動員でたのんます!!!」

みたいに、自分を励ますのがもう大変で。(笑)
もう何十回深呼吸しちゃったことか。

だけど、思いついているからにはできる、はず。
怖いけど、たくさん大変なことになりそうだけど、「できない」というシグナルは全く浮かばないから・

きっと大丈夫。


と 信じて今日は寝ます。