アリーナが結構な魔女だった。
アリーナとは、彼女が買ったティーポットに般若心経が書かれているのを解説して英訳サイトや音読のファイルをあげたことから、だんだんスピな話をするようになった。
言葉の端々にスピリチュアルな考え方が出てくるな、とは思っていたけれど西洋人で陶芸の作家やコレクターというのは東洋思想に傾倒していたりナチュラリストだったりするのはよくあることなので、別によくいるタイプ、と思っていた。
そうしたら彼女は「レイキ」のマスターで、ダウジングまでやるというのが発覚した。
こいつはかなりな魔女だった。
彼女がデンマークでアートプログラムに参加した時に知り合ったらしい台北の陶芸家シャオ嬢によると、その時そのプログラムに集まった女性陶芸家はみんなそっち系の人だったらしく、寄り集まっては毎日スピな話をしていて、プログラムのディレクターに「8人の魔女」と言われていたそうだ。
彼女は16年前に喉の癌にかかってカナダで手術をしたそうで、その時に親身になって世話をしてくれたのがこの前遊びに来たガラス作家のマークだという事だった。
アリーナは台湾には10年前にもワークショップをしに訪れていて、その時に会った陶芸家、ワークショップを見た当時学生だった陶芸家が次々に訪れてくる。
彼女の作品が良い、テクニックが興味深いという以上に人柄が人を吸い寄せるのだろう。
オープンで、言葉がわからなくてもどんどん片言やジェスチャーででコミュニケーションを取ろうとするし、疲れてさえいなければ明るくて楽しい人だ。
人に積極的にかかわろうという懐の深さがあって、しかも美術家らしく大胆で勇気のあるところもあるし、人生の先輩として学ぶところが多い。
時々関西のおばちゃんみたいに踏込み過ぎなところはあるけどね。
アリーナにいきなり「あの、水の写真を撮った博士の名前を日本人は全然知らないのだけど、なんで?」と言われた時にはそれが即答できなくても誰だかわかる私というのもそれは日本ではかなり少数派なわけで・
「レイキの創始者も日本人でしょ?マクロビオティックも?」
そうなんだよね、そうなのそうなの。
でもそれを日本で意識している人は少数派だし、そんなことまで知ってるアリーナってのもかなり変なガイジンなわけだ。
(そういえば昔カナダ人に「オニサブロウ・デグチの陶芸が素晴らしい」と言われて「なんで金光教の創始者の出口王仁三郎をアンタが知ってるのだ?」と即答した私も相当変なんだよね。
で、出口王仁三郎は楽焼で茶碗を作っていて、そのカナダ人はなにやらコピーかプリントアウトしてそれを見せてくれたことがあった。かなりカラフルで型破りな感じ、とも「良い素人の作品」ともいえるようなものだった。)
アリーナの課題は「人に優しくし過ぎない」「ノーといえるようになること」だそうだ。
「だから私は今回イヴァンと会ったのかしら?」って、アリーナ。(笑)
イヴァン問題(笑)については、また改めて書きます。
アリーナとは、彼女が買ったティーポットに般若心経が書かれているのを解説して英訳サイトや音読のファイルをあげたことから、だんだんスピな話をするようになった。
言葉の端々にスピリチュアルな考え方が出てくるな、とは思っていたけれど西洋人で陶芸の作家やコレクターというのは東洋思想に傾倒していたりナチュラリストだったりするのはよくあることなので、別によくいるタイプ、と思っていた。
そうしたら彼女は「レイキ」のマスターで、ダウジングまでやるというのが発覚した。
こいつはかなりな魔女だった。
彼女がデンマークでアートプログラムに参加した時に知り合ったらしい台北の陶芸家シャオ嬢によると、その時そのプログラムに集まった女性陶芸家はみんなそっち系の人だったらしく、寄り集まっては毎日スピな話をしていて、プログラムのディレクターに「8人の魔女」と言われていたそうだ。
彼女は16年前に喉の癌にかかってカナダで手術をしたそうで、その時に親身になって世話をしてくれたのがこの前遊びに来たガラス作家のマークだという事だった。
アリーナは台湾には10年前にもワークショップをしに訪れていて、その時に会った陶芸家、ワークショップを見た当時学生だった陶芸家が次々に訪れてくる。
彼女の作品が良い、テクニックが興味深いという以上に人柄が人を吸い寄せるのだろう。
オープンで、言葉がわからなくてもどんどん片言やジェスチャーででコミュニケーションを取ろうとするし、疲れてさえいなければ明るくて楽しい人だ。
人に積極的にかかわろうという懐の深さがあって、しかも美術家らしく大胆で勇気のあるところもあるし、人生の先輩として学ぶところが多い。
時々関西のおばちゃんみたいに踏込み過ぎなところはあるけどね。
アリーナにいきなり「あの、水の写真を撮った博士の名前を日本人は全然知らないのだけど、なんで?」と言われた時にはそれが即答できなくても誰だかわかる私というのもそれは日本ではかなり少数派なわけで・
「レイキの創始者も日本人でしょ?マクロビオティックも?」
そうなんだよね、そうなのそうなの。
でもそれを日本で意識している人は少数派だし、そんなことまで知ってるアリーナってのもかなり変なガイジンなわけだ。
(そういえば昔カナダ人に「オニサブロウ・デグチの陶芸が素晴らしい」と言われて「なんで金光教の創始者の出口王仁三郎をアンタが知ってるのだ?」と即答した私も相当変なんだよね。
で、出口王仁三郎は楽焼で茶碗を作っていて、そのカナダ人はなにやらコピーかプリントアウトしてそれを見せてくれたことがあった。かなりカラフルで型破りな感じ、とも「良い素人の作品」ともいえるようなものだった。)
アリーナの課題は「人に優しくし過ぎない」「ノーといえるようになること」だそうだ。
「だから私は今回イヴァンと会ったのかしら?」って、アリーナ。(笑)
イヴァン問題(笑)については、また改めて書きます。