インターネット接続にけっこう苦労しています。
すぐに切れちゃってそのたびに認証ページに行かないといけない・9時から21時までしかつながらない、などなど。
他の人の日記にコメントをつけたくても切れてばっかりで。。
日記に画像も貼れません、、、。

まぁ気を取り直して。

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博物館の・今まで美術館と言ってきたが、展示物を見たら「美」でなく歴史に重きを置いているので博物館だなぁ、と。

博物館の庭から派手な装飾の神社だかお寺だかが見えていて初日から気になっていたけれど、背中合わせのようになっていてなかなかたどり着けなかった。
台湾に来て三日目、博物館の前の道をしばらく右に歩いた角にある食堂で夕飯を食べて、外へ出てふと上の方を見上げたら赤い提灯がたくさん掲げてある道を見つけた。

あ、これは・とピンと来て提灯をたどっていったら、あったあった、いつも裏側を見ていたお寺の正面に出た。

朝市に行く途中にも同じような派手なお寺があって、そちらでまず台湾に来させていただいたご挨拶はしていたけれど、こんな博物館のお隣では、ますこちらに伺うのが先だったのだろう。
いつもお参りをしているらしいおばさんのするのを見よう見まねで備え付けの長い立派なお線香を6本とり、傍らの着火用のガスバーナーで火をつける。
(台湾のお寺に備え付けのお線香は無料だそうです。長さ30cmはある花火みたいな立派なお線香なんですけどね。お供えの紙のお金や特別に太いお線香はお金を払うということでした。)
まず廟の外の大きな香炉の前で6本全部を両手で頭の上にかざすように持って三回軽く礼をしてから、3本を香炉に立てる。
それから廟の前の祭壇で同じように3礼、廟の前の祭壇の後ろの香炉に3本お香を立てる。
それからやっと廟の中に入り、木彫りの神仏の像がずらっと並んでいる祭壇にご対面する。

ちょっとよく覚えていないんだけど12柱くらいのいろいろな神様や観音様が並んでいた。
どの像もよくお線香で燻されて茶色く光って、祈願のだろう金のたすきのようなものをたくさん肩にかけられてお祀りされている。
祭壇の奥にガラス張りの特別な厨子があり、壁に鮮やかに彩色された麒麟の浮彫の前に大地の神様・福徳正神というおじいさんの神像がひときわ特別な感じでお祀りされている。

正直ね・日本のお寺みたいな荘厳な感じではないのですよ。(失礼ですか、お許しくださいね>神様方)
神像はみんな30㎝位でお土産物の木彫りみたいな感じ・・・よく言えば木喰上人の作品みたいな素朴な感じだし、金のたすきはかかってるしガラス越しだし。

まぁそうなんだけど、きちんと礼を尽くしてご挨拶したいと思い、祭壇の正面に立って合掌して、小声で
「日本から参りましたT丸K子と申します、ご縁があってこちらに寄せていただきました」
と、名乗ったのです。

そうしたら、その瞬間 頭の上からビィイイイイイイン!!!!!!とすごいバイブレーションが落ちて来た。

関東で昭和50年代くらいまでに小学生だった人、日光東照宮の「鳴き龍」体験ってさせてもらったことがあるでしょか。
鳴き龍の下で柏手を打つと反響でビイィィン、とバイブレーションが返ってくる。
あれのもっと強烈なのが、こちらは音も何も出さないのに落っこちてきたのです。

バイブレーションが落ちて来たと同時に両目からまさにビュ~ッ!!という感じで大量に涙が噴き出してきた。
私はそういう神社やお寺で神秘体験みたいなものには鈍い方で、今までそういった激しい体験はしたことがなかったから、ビックリしてしまった。
涙は止まらないし胸の真ん中がカーっと熱くなるしドキドキしてくるし、やっとのことで「こちらに来させていただけて本当に幸せです、ありがとうございます、感謝いたします。台湾の皆さんに喜んでいただけるような作品が作れるようにお守りください。」と言い切って、ほとんどしゃくり上げながらお寺を出た。

的場さんがおっしゃったように、私が来たことを喜んでいただけているんだなぁ、ありがたいなぁ、と・
そして私がここに来ることで私のサポート隊もとっても嬉しいんだな、私と一緒に日本から来たかった存在がいっぱいいたんだな、というのも感じた。
なんかもう・感無量ってやつでした。

ところでその日は4月8日でお釈迦様のお誕生日だったのですが、台湾は旧暦で行事をするからなのか特別なことは何もされていなかったようです。