そのまま頭の真ん中が痺れたような、視界が倍に広がったみたいな状態で、武蔵小杉の職場から東京の実家に帰って実家に置くべき荷物を置いて、すぐ山梨の自分の仕事場に帰った。

銀行で思っていた額の20倍の金額を見ちゃったときのビックリしながらも説明抜きの多幸感で痺れちゃxった状態が頭の真ん中に居座っていて、自分はちゃんと話しているし行動しているんだけど、自分が自分の中にいない。

自分の普通の状態だと自分の意識というのは自分の目の間というか眉間というかその辺にある。
それがその時は自分の体を包んでいる空間、自分の体に繭があるとしたらそんな感じの場所に自分の意識が移ってしまっていた。
自分の体の周りをエネルギーが発光しつつ発散しつつ包んでいるのを何とも言えない酔ったような感じで感じていた。

(みなさん、今まで書いていることもこれから書くことも私が「そう感じた」ってだけの話なんです。
はたから見れば焦点の定まらない目で、顔を紅潮させて妙にきびきび歩いている気持ち悪いオバサンでしかありません。)

そんな酔ったような状態でぴーさまの「引き寄せの法則ーバシャールと的場さんと「ザ・シークレット」4」の記事を読んじまったわけです。

出来かけていたジグソーパズルがするすると全部はまってしまう感覚。
あまりにも今自分が実感として感じている話と符合するので中央線の中でほとんど腰が抜けてしまいそうでした。
(大げさでもしょうがないよ、そう思ったんだから。ゴメンゴメン。)

さらに読み進めていて最後の方に差し掛かった「未来はえらべる!」が「次元」や「パラレルワールド」や「宇宙存在」の話に入っていくと、それが理屈でなくて感覚で非常に「解る」感覚がやってきた。

バカみたいなんだけどさ、中央線の中で・座席に座って・自分の意識が宇宙空間に飛んじゃったのですよ。
もちろん妄想でしかないんだけど、開けている目の前に「外から見ている地球」を見ちゃったのです。

・・・・女性のみなさん、好きな人といいことしているときに「いっちゃった」ことってありますか?
私は1回だけあるのですが・その時の状態と大変に似ていた。
上も下も無く、自分が座っている椅子の感覚もなく、亜空間のなかに投げ出されたような・感覚。
な ・ に ・ こ ・ れ ? って感覚。

ひとは3次元に存在しつつも違う次元に存在することは多分可能なんだ・とか
世界は自分の意識が作り出している・って多分これだな、という感覚とか
斜め前に座っている女子大生風の女の子やその他の乗客ががすごく遠くに、しかしすごく親密に愛しく感じられる妙な感覚。
だんだんと自分の周りの空間の意識は取り戻したんだけど、電車が線路の上を走っている感覚がまったく感じられない。
(自分の体に実体を感じなかったからそんな感覚になったみたい。)
夜になって窓から見える風景がほとんど暗闇でしかなかったということもあって、
その日の中央線は「銀河鉄道」、いやいや「銀河鉄道999」のように宇宙空間を飛びながら進んでいるという風にしか感じられなくなった。

まぁ・それでもその日の中央線も無事に大月駅に着いたんだけどね。

で、興奮状態のまま歩いて山梨の家に帰って、心を落ち着けようとして赤ワインを一杯飲んだら

普通の酔いの状態に・戻った。(笑)


その後何日か私に何か変わったことは起こらないかなぁ、とか特殊能力が開発されてないかなぁ、とか期待しましたが、別に何も。
イライラもするし、至らない自分はいまだにいる。
しいて言えばスーパーの駐車場で、今までは絶対空いてなかった入口付近になぜかいつも空きがあって止められるようになった、くらいだ。
でもね、ああいう感覚がある・ということを体験しただけでも、ちょっと人生の視点は変わったとは思う。
そしてもうちょっと・もうちょっと押せばなにかもっと「解りそうな」、そんな気がしている。


冷静に考えたら、「銀河鉄道999」は西武池袋線の池袋ー豊島園間を走ってるんだけどね。(笑)
アタシはこれに時々乗るからそんな妄想が来ちゃったのかもしれない。