シーターヒーリング。

それがどんな原理とかそういうことはここで書かないが、子供の頃、胎児の記憶、人によっては前世の記憶まで遡って自分でも気がつかないでいる「考え方の癖・枠組み」を外していくというものだった。

ヒーリングのカウンセラーによるHPの説明文章がよくあるスピリチュアル系ヒーリングみたいなオカルトっぽい感じが無く、平明で理論的に感じられたり、そのカウンセラー自体もオカルト的なものに距離を持とうとしている姿勢が気に入って、「1万5千円で騙されてもいいや」という気分になった。

なにしろ私はもうひとったらしも自分の「努力」「工夫」なんか出来ない感じで、「1人ではもう出来ない!」と心が悲鳴を上げていた。


で、都内某所で90分1万5千円で受けてきた。

自分の生い立ちや生まれた時の家族関係などをざっと話して、何がどう苦しいのかもざっと話す。

カウンセラーが「無意識の領域でどんなことにトラウマがあるのか知るために」簡単な質問を多数していく。
変な嘘発見器みたいな装置に掌を置いて、自分は黙っていても質問に対して皮膚の何やらが反応するとかで、あるタイプの質問には機械がウィンウィンと鳴る。

その反応によって、私にどんな思い込まされがあって人生が辛くなっているのか知り、カウンセラーがシーター瞑想をして私の意識と繋がってその辺の枷(スキーマというらしい)を外すんだそうだ。

質問が終わったら「○○についての思い込みをキャンセルしていいですか?」とカウンセラーが確認をしてから、私のその思い込みの枷を瞑想でキャンセルしていく、らしい。

私は椅子にグタッと座って楽にしているだけだがカウンセラーの人は一生懸命瞑想されていたのではないだろうか。

で、また自分のスキーマに関する質問をして、機械がウィンウィン鳴かなくなったらその思い込みは外れたらしい。


「らしい」ばっかりで失礼。

だって、他の催眠療法とかみたいに前世の景色が蘇ったり幻影を見たりなんてしないのだ。

ただ空白にポカンとしているうちになんやらが「外れる」らしいのだ。