馴染みの婦人科医からの紹介で

大きな病院へ。


MRI検査、採血、その後診察。

初診&内診って、お股開きながら

「どうも〜初めまして〜(パカッ)」

って感じで落ち着かない。


笑顔の可愛い気さくな雰囲気の女医さん。

まずは、診察室でMRI画像を見る。


私 「は?これ?私のですか?」

先生「よくここまで育てましたね〜」

私 「でかっ!これ全部筋腫?

 いやいやいや…まじか。でかいわ。」

へそ上から、お股まで全部子宮。

全て含めた最長は18㎝。

先生「一番大きいのはコレね。」

私 「ああ、このさつま芋みたいな。」

先生「他のは数えるのも面倒くさいわ」

私 「今、面倒くさいって言った?」

先生「だって、見てこれ。

   筋腫は丸こいのが一般的だけど

   この…ワチャワチャ感ある筋腫。」

この先生、可愛い顔してそういう感じか。

ま、嫌いじゃないわよ、ワタクシは。

確かに、里芋みたいのが10個以上ある。

形も色々、どこをどう数えたらいいのか。

シルエットはまさに

サツマ芋と里芋の詰め合わせ特売品。

先生「こうなるまでに自覚症状あったはず」

私 「でも他人と比べられないから」

先生「我慢強いにも程があるっしょ」

私 「いや〜(照)それほどでも」

先生「褒めてないから(笑)

   昼間に夜用ナプキンを使う事は

   すでに異常事態なんだよ?」

それ、ナプキンに太字で印刷しといてよ。


内診台で

お腹にグリグリ機械を当てながら

先生「いや〜、すごい。うわ〜…

   自分でお腹触ってわかるでしょ?」

私 「うんこかと思ってた。」

先生「こんなカチカチなわけないし。

   場所が変でしょが。ここも。」

私 「そこは、私の胃って硬いなって。」

先生「違うから。

   胃がこんなに硬かったら別の病気。

   胃は一段、押し上げられてるわね。」

私 「どうりで!飯粒食えないわけだ!」

先生「腸はどこ行っちゃってんの(笑)

   膀胱なんて、肩身狭そう(笑)」

私 「どうりでチョイ漏れするはずだ。

   老化現象だと思ってた。」

先生「ほら、自覚症状色々あったじゃん

   うーん、すごいわ…いや〜」

私 「先生?楽しんでます?」

先生「だって、なかなかの見応えよ。

   大きすぎて開腹だな〜」

私 「帝王切開みたいなものか。」

先生「ま〜ね……あの人達は若いから

   体力も回復力もあるけどね。」

私 「うっ…そうでした。

   ん?開腹?って子宮ごと?」

先生「子宮ごと!全摘。

   もしも仮によ?

   筋腫だけを取ったとしても

   こんなボロボロの子宮なんて

   残してもしょうがないでしょ。」

私 「…確かに。」

ごもっとも…なんだけど

ちょっと、ちょっと〜

先生、結構キツイ事言うね。

若い子だったら泣くレベルじゃない?

さすがに私も

自分の子宮への申し訳なさで

情けない気持ちになったな。


診察開始から手術日程まで即断即決。

それまでに

たとえ1㎝でも縮小すれば

切開創もその分短く済むから、と

4ヶ月間はクスリを飲む事になった。

あの「レルミナ」。