今日はゴルベア(=ゴルベイア)Gorbeia山地 とセアヌリ村Zeanuriのご紹介です。

ゴルベア山地はスペインの大西洋沿岸部と内陸部を隔てるカンタブリア山脈の一部で、おおまかに申し上げますと、ピレネー山脈が縦にスペインとフランスを遮り、カンタブリア山脈やゴルベア山地はスペインを横にカンタブリア海岸地方の気候と、反対側の乾燥した地中海岸気候に分けています。

下の地図(上から3つめ日本語地図)をご覧いただければわかりますが、私たちがイメージするカタルーニャやアンダルシアなどの乾燥したスペインとまったく趣を異にするもうひとつの湿潤なスペインがあります。

ここにあるのが、ゴルベア山地(=国立公園)です。 公園内には最高峰のゴルベア山(1,481m),アルダミン山(1,373m),レカンダ山(1,373m),オデリアガ山(1,245m)などが聳えいて、湿った空気を南に運ぶのを遮っています。

自然公園内は、カルスト地形の高原で、石灰岩特有の景観やスペレゴル洞窟など多彩な自然に彩られています。下に写真掲載)。 

この公園内に本日ご紹介するセヌアリ村(人口は約1,250人)があります。
自然公園内の多彩な景観を訪ねて多くの観光客が訪れ、周辺にはさまざまな宿泊施設があります。

今日ご紹介するホテルは、ルレ・ドゥ・サイレンス・ホテル & スパ エグゼガナ (=エグゼガナ ホテル ルーラル Relais du Silence Hotel & Spa Etxegana, =Etxegana Hotel Rural  2つ星  とても評判の良いホテル 客室数18)です。

建物は地産木材を梁(はり)等に利用し、レンガや石も使用しています。

2つ星は、税務対策用のものと思われ(星が少ないほど税金が安い)、実質4つ星上ランクの充実した設備で、宿泊料金、食事代金も 4つ星ホテルの水準で決して普通の2つ星ホテルのように安くはありません。 

レストランでは創造的なバスク料理を提供。ワインは自家製(ハウスワインを中心に提供)です。
d6d16807.jpg




69198dce.jpg


147d9fb8.jpg


e53a4caa.jpg


ea0c2b43.jpg


12eb0141.jpg


a5b6aa53.jpg


2cb06922.jpg


daef90d2.jpg


bc3714e0.jpg


91122c10.jpg


ead14da5.jpg


1322694e.jpg


afa1ec68.jpg


7c796dea.jpg


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここからはセアルリ村、十字塔、ゴルベア山地等の写真です。 ↓


セアヌリ村は幾つかの集落に別れ人口は約1,250人です。 ↑
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


1899年時のローマ教皇レオ13世は、20世紀を迎えるにあたって、新世紀の象徴として標高の高い山に巨大な十字塔を建てるように命じました。信心深いバスクの人々は、ゴルベア山に最初33.3mの十字塔を建てましたが、予算の都合で十分でなかったのか、翌月に倒壊、その後22mの十字塔を建てます(1903年)が、1906年に強風で崩壊。1907年に現在の17.23mの十字塔が建てられました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

b768cfda.jpg


dbd041ec.jpg


0b56d6de.jpg




0c06342d.jpg


44c7e373.jpg


写真:ホテル提供他