現代文のカリスマ出口汪の寺子屋セミナー@法然院 | Looking Back , Moving Forward

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1月19日(日)@法然院

「魂が震える日本語セミナー」


少し前のことですが、現代文のカリスマ・出口汪先生の寺子屋セミナーに行ってきた。

高校生の頃に出口先生の本に出会い、随分と影響を受けた。
現代文の模試で満点をとれたのも出口先生のおかげ。
ロジック(論理)の大切さを教えてくれたのも出口先生。

それ以降も本の中だけの付き合いだったが、ついに念願のご対面。


本の発売にあわせて東京と京都でセミナーが開かれた。
京都では寺子屋セミナーと題して京都の北の外れにある法然院で、東京では廃校になった学校の教室で催されたとか。

雪がちらり舞う中、哲学の道を通って法然院まで。
かなり久しぶりに通る道で随分と懐かしい気持ちに。

あえての少人数、あえての寺。
そこには座布団が敷き詰められ、自然の寒さ>ストーブみたいな感じでまさしく本来の寺子屋らしい風情あるものだった。

3時間というボリュームたっぷりの内容だったが、非常に短く感じるほど濃い内容。

セミナー終了後も個別に質問に行き、丁寧に答えていただいた。
サインと写真撮影まで快く引き受けて下さって感激。

非常に実りある日曜の夜だった。


以下はセミナーの内容を簡単にまとめたもの。

<前半> 出口氏の昔話と独白~実は私も論理とは正反対の人間

○論理について

・論理の大切さを認識した上で、それが全てではない。
・論理で人を納得させることができても感動を与えることは難しい。→そこで感性が必要になる

○学生時代の話

・劣等生だった話から医者や歌手を目指した話まで。
・相反するモノを研究する、触れることの重要性。(自分の狭い世界観にこり固まって、自分がスゴイと思い込んでしまう。)


<後半> 日本語について~名作との関わり方

○敬語の偉大さ

・日本語の凄さをわかるには敬語が最適。(複眼的な言語の使い方をしているため)

○名作を読もう

・名作とは、精神世界や人間の深さに影響を与えてくれるモノ
・源氏物語は日本人の感性をフルに使った作品

○感性と文学(まとめ)

・感性UP=五感を研ぎ澄ます+日本語の表現
・感性の裏には正しい日本語(=論理)がある
・文学とは、1回きりの経験・体験を文字にしたもの
・特殊な体験だが、時代・国を超えて繋がっている。(誰しもが感じたことのある不安や悩みを象徴的に表現されている)

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