ポールマッカートニー来日公演のレポート。
(直後の衝動的な感想はコチラ でアップ済)
ビートルズ、特にポール・マッカトニーが世に生み落としたメロディが最も心に残っている。
それはこれまでも、おそらくこれからも変わらないだろう。
そんな大切なアーティストの、─ 年老いたとはいえ元気いっぱいの ─ ライブをこの身でこの耳で体験できたことは一生の宝だ。
これは前置きであり、結論であり、感想の全てである。
語るべきことは数多くあれど、グッと凝縮するとこうなってしまう。
当日のライブレポ、1曲1曲が濃すぎたので芸はないがセットリストをたどる形でレポートしたい。
─ライブ当日
会場は多くの人で埋め尽くされていた。
やはり年齢層は高いが、それでも思っていたより若い層も見受けられた。
開演までにグッズの列に並び、おじさんと仲良くなる。
ビートルズの、ポールの話に花が咲く。ビートルズの前では年齢は関係ない。
さぁ、いよいよポールが姿を現した。赤いジャケットを着て若々しい。
少し遠いが、生身のポールをこの目で見る初めての瞬間。
緊張、感動・・・様々な感情が駆け巡る。
1.Eight Days A Week
始まりに相応しい曲。生で聴いてより好きになった。
憧れが現実になった喜びでテンションが上がる上がる。
2.Save us
新しいアルバムから。
前ノリの良い曲、これが71歳が作った、71歳が歌う曲か?
MC
“マイド、オオサカ!タダイマ~!”
3.All My Loving
ビートルズ初期の中で最も好きな曲の一つ。
1960年代にタイムスリップしたようだ。
高音が少し辛そうだったが、同時にそれを歌い切る気合に感動した。
MC
“アリガートー!オオキニー!コンバン、ニホンゴガンバリマス!”
4.Listen To What The Man Said
ウイングス時代の曲。
ポップ色の強い名曲。ポールは楽しそうに歌っていた。
5.Let Me Roll It/Foxy Lady (instrumental)
名盤Band on the Runから、力強い曲が繰り出された。
ポールの歪むギターリフが光る。ロックナンバーでありながら聴かせてくれる。
ポールのシャウトもここで聴くことができた。
6.Paperback Writer
これまたテンポの速い曲。
ポールさん、飛ばしますな~(笑)
7.My Valentine
「奥さんナンシーのための歌です。」
ポールの口から、それも日本語で放たれた。
新しい曲だが、ジャズ色の強い名曲。本当によくできた曲。
8.1985
ピアノ曲が続く。
この曲を弾きながら歌うなんて信じられない。
9.The Long And Winding Road
序盤で最も感動した1曲。何だこの壮大さは。
もともと大好きな曲ではあるけれど、ビートルズの最期が思い浮かぶ。
悲しいけど、何か大きなことをやり遂げた達成感のようなものを感じる曲です。
10.Maybe I'm Amazed
また難しい曲をチョイスしたものです。
ウイングス時代の名曲。
相当シャウトしてたよね、ポール(笑)
11.I've Just Seen A Face
アルバム、4人はアイドル!(HELP)から、カントリー調の曲。
正直あまり馴染みがない曲ではあるけど、シンプルにしっぽりと聴かせてくれた。
12.We Can Work It Out
やる気の出るビートルズナンバー。
Life is very short.
このフレーズ、ここのメロディ、大好物です。
13.Another Day
あっさりしてるけど好きな曲です。
転調していくあたり、天才的としか言いようがない。
14.And I Love Her
名曲中の名曲、聴き入りました。
この曲聞くとホントなんとも言えない悲しい気持ちになる。
15.Blackbird
この曲が一番でした。感動的、鳥肌が立つ。
ギター1本、ポールの熱演。
誰にも頼らず、演奏も完璧でした。
16.Here Today
ジョンのための曲です。
ポールの口からそれが聞けるとすごく嬉しい。会場も大きな拍手。
今まであまり聴いてこなかった曲だけど、いい曲。染みる。
17.NEW
新しいアルバムから、タイトルナンバー。
弾けるような新曲、ポップであり斬新さもある。
ビートルズナンバー(それも選りすぐりの)に囲まれても決して劣らない。
すげーわ。
18.Queenie Eye
もう一丁新曲。自信あるんだと思う。
貴重なセットリストに組み込むぐらいだもの。
え?まだ新曲やるの?と思った多くのオーディエンスを納得させてしまうパフォーマンス。
19.Lady Madonna
すごくライブ映えする。
Lady Madonnaをこんなにかっこいいと思ったのは初めてだ。
今回の公演の中で一番迫力があった。
20.All Together Now
アルバム、イエローサブマリンから。
意外すぎるチョイス。盛り上げ用?笑
21.Lovely Rita
サーチェントペッパーから。
これもレアなセットリストではないか?
22.Everybody Out There
またまた新曲ご披露。
力強い。Out Thereツアーというぐらいだからシンボリックな曲。
23.Eleanor Rigby
大好きなビートルズナンバー。
本当に美しい曲です。こんな曲は他にない。
エリナ・リグビーっぽい曲すら聞いたことがない。
24.Being for the Benefit of Mr. Kite!
サーチェントペッパーから。渋いチョイス。
ディズニーのカリブの海賊で使ったらすごくいいんじゃない?笑
25.Something
ジョージのために歌った曲。
序盤はウクレレ1本、涙なしには聴けない。ド名曲。
ウィー・ラブ・ジョージ!
ポールが声高に叫んだ言葉も忘れられない。
26.Ob-La-Di, Ob-La-Da
楽しい。楽しいぞおおお!!
27.Band on the Run
ビートルズ解散以降の曲で最も完成度が高いと思っている曲。
これライブでどうするんだろう?と思っていたけど、見事やってのけた。
1曲の中で5曲分ぐらい楽しめる。
28.Back in the U.S.S.R.
ビートルズナンバー、結構ロックテイストの強い曲が多い。
盛り上がるね!
29.Let It Be
ビートルズの極み。
この曲なしでビートルズは決して語れない、最も外せない曲。
この曲の前に多くの言葉は要らない。
30.Live And Let Die
ドッカーン!と炎が舞うステージ。
この曲だけ演出が凄まじかった(笑)
老人を前にあんなに火まみれにしていいのか?w
盛り上がりました♪
31.Hey Jude
大合唱、大合唱、大合唱。
大好きな曲を、大好きなポールと、ポールのことが大好きな大勢のビートルズファンと合唱できて幸せでした。どこまでも続いてほしい、そう願いながらワンフレーズワンフレーズを大声で歌った。
以上、本編はここまで。
アンコール
32.Day Tripper
帰りかけていた人が嬉しそうに席に戻ってきます。
ええおっさんおばさんたちがキャピキャピしているのです。
33.Hi, Hi, Hi
ハッピーな曲。オーディエンスも乗っていた。
34.Get back
かっこいい。
他の会場ではやってない(?)みたいなので大阪用にこれを選んだということか。
アンコール2回目
35.Yesterday
ビートルズの中で一番好きな曲。最も思い入れがある。
カタカナで覚えた歌詞、今でも歌うとカタカナが頭のなかを飛び交う。
一番震えた、一番感動した。このYesterdayは決して忘れない。
36.Helter Skelter
今回のセットリストの中で最もロックテイストが強かった曲。
ここで畳み掛けるようにもってきたか。ポールがロッカーであることを改めて思い知らされる。
37.Golden Slumbers / Carry That Weight / The End
大好きなゴールデンスランバーからアビーロードメドレーで締めくくり。
最後はしっぽりと、ではなくがっちりとロックンロールで締めてくれました。
オオキニ~オオサカ!マタアイマショウ!
See You Next Time!!
思わず笑ってしまった。
ポールはまたやって来るつもりなのだ(笑)
やっぱりすごいな(笑)
ならばこちらもこれが最後だと思わない。
ポール、待ってます!!
普段グッズ買わないポン酢ですが、ここぞとばかりに買いました。
これは買うしかないんです。
【その他】
・16,500円というチケット料金は決して安くないが、何モノにも変えられない思い出になった。
・もっと聞きたい曲はあったけど、十分満足させてくれるセットリストでもあった。
・今回のポール来日の経済効果が約100億らしい。楽天優勝のそれは約85億。
・公演以来、ブラックバードを練習している。
[セットリスト]
1.Eight Days A Week
2.Save us
3.All My Loving
4.Listen To What The Man Said
5.Let Me Roll It/Foxy Lady (instrumental)
6.Paperback Writer
7.My Valentine
8.1985
9.The Long And Winding Road
10.Maybe I'm Amazed
11.I've Just Seen A Face
12.We Can Work It Out
13.Another Day
14.And I Love Her
15.Blackbird
16.Here Today
17.NEW
18.Queenie Eye
19.Lady Madonna
20.All Together Now
21.Lovely Rita
22.Everybody Out There
23.Eleanor Rigby
24.Being for the Benefit of Mr. Kite!
25.Something
26.Ob-La-Di, Ob-La-Da
27.Band on the Run
28.Back in the U.S.S.R.
29.Let It Be
30.Live And Let Die
31.Hey Jude
アンコール:1回目
32.Day Tripper
33.Hi, Hi, Hi
34.Get back
アンコール2回目
35.Yesterday
36.Helter Skelter
37.Golden Slumbers / Carry That Weight / The End
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