PUNK SPRING 2013@神戸ワールド記念ホール | Looking Back , Moving Forward

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3月30日(土)

PUNK SPRING 2013@神戸ワールド記念ホール

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死ぬまでに一度は生で観たいバンドが私にはいくつかある。

挙げだすとキリがないが、その一つにWeezerが入っていることは間違いない。

高校生の時にアルバムPink Triangleを聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。

そのウィーザーを生で観れるということで迷わずパンクスプリングの参戦を決めた。

あまり詳しくないが、ウィーザーの単独公演となると7000円程度はすると思われるので、今回のパンクスプリングのチケット代7900円を考えるとどう考えてもお得である。


間もなく退職が決まっている会社の先輩を半ば無理やり誘い、いざ神戸へ。

なぜか人気のないパンスプ、会場が広いということもあってかお客さんの入りは予想以上に少ない。

12時半から始まり、終演は22時ぐらい。屋内とはいえ、結構な長丁場。

しかし一日中、洋邦のパンクロックを味わえて幸せだ。

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・MY FIRST STORY (邦)

ワンオクtakaの弟として火がついたバンド。
ロックともビジュアルともメロコアとも何とも言えない。
センスとしては嫌いではないが、まだまだ身の丈に合っていない。
特にヴォーカル、声量が弱い。
もっとライブハウスで経験を積ませてあげたいが、人気が先行してしまっているのは残念。


・MAYDAY PAREDE (洋)

アメリカはフロリダからの参戦。
なぜパンクスプリングに出ているのかわからないほどに優しい音。
ライブ中にここまで眠気が襲ってきたのは初めて(笑)
ポン酢には少々優しすぎたようだ。


・Fear, and Loathing in Las Vegas (邦)

完全なるビジュアル系バンド。
ラウドというより、シャウトばかりしている。音はダンスロックといったとこか。
Zepp講演をソールドさせるのだから、かなり人気があるバンド。
確かに踊り狂いたい時には良いかもしれないが、ポン酢とは少しソリが合わない。
ただし、演奏のうまさは認める。
会場のボルテージはかなり上がってきた。


・TOTALFAT (邦)

侍パンクロックの雄の登場。
さすがベテラン、ワールド記念ホールを瞬時にライブハウスに変えてしまう。
彼ら自身、NOFXなどのコピーバンドが原点であるため、緊張と武者震いで今日の日に臨んでいるのだろう。
“(省略)・・・そんな俺たちが今日こうしてNOFXと一緒の舞台に上がれるなんて、人生捨てたじゃもんじゃない!”
というMCが印象的だった。夢がある。
今では堂々と米国の雄たちに立ち向かえるパフォーマンスだった。

ちなみに、前線のモッシュゾーンで盛り上がっていたのだが、2曲めの途中に肘鉄を肘にくらった。
全身に電気ショックが走る。
これはスポーツ中なんかによくあることだが、いつまで経っても左手の痺れが取れない。
結局この痺れは後2週間ほど続き、ポン酢を恐怖におとしめたのであった・・・。


・LAGWAGON (洋)

パンスプ予習中に、これはカッコイイ!と思い、事前にCDをゲットしていた。
正直なところ、メロコアの質は海外より日本のほうが高いと思っているので、海外のメロコアでCDを買ったのは衝動買いしたNEW FOUND GLORY以来の気がする。
淡いメロディラインが好み。個人的にはNOFXよりLAGWAGON派。
実際のパフォーマンスも畳み掛けるショートチューンの連発、衰え知らず。
しかしラグワゴンからダイバーの数がすごいことになっている。


・PENNY WISE 
(洋)

これまた米国パンクの大御所。
こちらはあまり音源を聴いていないこともあり、会場上から優雅に見物。
これができるのがワールド記念ホールの良いところであり、会場内で熱量を分散させてしまう原因でもある。
あんなにも多くの人が人の上を飛んでいく光景をこんなに上から見下ろしたことがないので笑いが止まらなかった。ライブに慣れていない先輩は終始驚いていた。


・SIMPLE PLAN (洋)

高校の頃、シンプルプランのPerfectとI'd do anythingはよく聴いた。
それ以来はあまり触れる機会がなく、ここで再会することになるとは。

終始楽しい。会場全体をピースフルな雰囲気にしてくれる。
Perfectはパンクスプリングに似つかわしくないのか聴けなかったが、I'd do anythingは聴くことができて良かった。いやー、シンプルプランはライブで観るべきだ。知らない曲でも楽しめる。

途中、大きな風船が次々と会場に投下されたのが下の写真。
リゾート地でフェスを楽しんでいるような錯覚に陥る。

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・MAN WITH A MISSION (邦)

泥だらけの京都大作戦ぶりのマンウィズ。
セトリは定番曲から新しめの曲まで幅広く。

マンウィズの人気ぶりを見ていると、こんなに前で楽しめるマンウィズのライブは珍しい。
みんなで踊って跳ねて楽しい。マンウィズの曲はやる気が起きる。

着ぐるみファンはマンウィズライブの定番となっているらしいが、今回はパンダくんが参戦していた。
ダイブまでしていて、相当暑かったと思う。お疲れさま(笑)

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・NOFX (洋)

パンクロック・メロコアの世界的な火付け役としてあまりにも有名、NOFX。
前に行くオーディエンスも世代を感じさせる(笑)
しかしまだまだ若者にも負けまいと、ダイバーの数が倍増。
おそらく、僕が今まで見てきたライブの中で一番人が飛んでいた1時間だった(笑)

音はやはりそんなに好きではないが、これが多くのパンク・メロコアバンドのルーツなんだなと思うと感慨深い。
不要なモノを剥ぎ取ったシンプルな音、ピストルズに通じるものを感じる。



・WEEZER (洋) ⇒★ベストアクト

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待ちに待ったウィーザー!

パンクフェスということもあってか、ウィーザーを目当てに来ている人は少ないようだ。
それもそのはず、よくよく考えるとこのメンツではウィーザーは完全なるアウェイ。
いかつい米国の雄たちとは正反対に属していると言ってもおかしくない。
泣き虫ロックなぞと揶揄されたこともあるぐらいである(笑)

さて、ポン酢はというと、ありがたくほぼ最前列といえる場所を確保し、ウィーザーを目と耳で存分に味わう。
リヴァース・クオモが目の前にいるのである。興奮と感動とよくわかない感情が押し寄せる。

セトリは残念ながらというか予想通りというか、Pink Triangleからは皆無だった。
暗く切ない曲が多いのでフェスにはに似つかわない。これは致し方ない。

それでも満足させてくれるのがウィーザーだ。
ブルーアルバム中心に万遍なくのチョイス。
意外と良かったのが、Perfect Situation、かなりライブ映えする曲だ。
ブルーアルバムの曲はもちろん素晴らしく、PhotograghやIsland in The Sunといった美しいメロディの曲にも酔いしれることができた。

終わってみればウィーザーの音に多くの人が聴き入っていた。
多分、ウィーザー目当てじゃない人も、幸せな気分でワールド記念ホールを後にしたのではないか。
音楽のジャンルを飛び越えて会場を満足させる、納得のトリだった。


(セトリ)
~入手可能な範囲

TOTALFAT

1.PARTY PARTY
2.Place to Try
3.World of Glory
4.X-stream
5.Life Like Movies
6.Good Fight and Promise You


MAN WITH A MISSION
 
1.distance  
2.
Get Off of My Way  

3.
TAKE WHAT U WANT  
4.
Smells Like Teen Spirit  

5.
FLY AGAIN  
6.
Emotions  
7.
DANCE EVERYBODY


WEEZER

1.
My Name Is Jonas
2.
Hash Pipe

3.
Photograph
4.
Perfect Situation

5.
Dope Nose
6.
Island in the Sun

7.
Beverly Hills
8.
Say It Ain't So

9.
Homely Girl (スコット&リヴァース)
10.
Pork and Beans

11.
Buddy Holly
12.
(If You're Wondering If I Want You To) I Want You To

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13.
Undone-The Sweater Song


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