ドラマ2012 Autumn(10-12月) | Looking Back , Moving Forward

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前に進むために振り返ります。冷静に情熱的に。日常のこと、旅行記、競馬、映画、ドラマ、レビューなど欲張って書いてます。

いつもながら遅めのドラマレビュー。

先に現在放送中の1月からのドラマはかなり粒揃い、なかなかおもしろい。

競馬印でいえば、

◎ dinner
◯ 最高の離婚
▲ 書店員ミチルの身の上話
△ いつか陽の当たる場所で
△ 終電バイバイ

こんな感じです。やはりdinnerと最高の離婚は見応えあります。

書店員ミチルといつか陽の当たる場所では珍しく共にNHKのドラマですが、おもしろいです。
後者はNHKらしいといえばらしいですが、前者は映画風に撮られていてスリル感があります。

終電バイバイは回によってはものすごく良かったりするので侮れません。

他にも安定のハンチョウとか、意外とハマる信長のシェフ、じわじわおもしろくなってきた大河八重の桜、怪しさ抜群カラマーゾフなど、本当に珍しく充実している。


ではでは、前クールのレビューです。


PRICELESS ~あるわけねぇだろ、んなもん!~

★★★☆

主題歌:The Rolling Stones「Jumpin' Jack Flash」
主演:木村拓哉香里奈中井貴一藤木直人夏木マリ

キムタクの月9といえば視聴率30%に乗るか乗らないか、みたいな今では考えられないような話がほんの数年前まであったことを考えると時間の経過とは恐ろしい。

キムタクの魅力が衰えたのか、ドラマ全体の質が落ちた(というか使い古された?)のかわかりませんが、今回はまあまあおもしろいレベルでした。

ドラマタイトルが微妙なのか、うちの家族はこのドラマのことを「ミラクル魔法瓶」と呼んでいました(笑)
ご覧になっていた方はわかるかと思います(笑)



遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~

★★★

主題歌:Mr.Children「常套句」
出演: 生田斗真真木よう子桐谷健太香椎由宇柄本佑木村文乃国仲涼子

都会でダメ男化しつつあった青年が高知の四万十町の役場に地域おこし協力隊に入って田舎で色々なことに気付かされる群像劇。
とりあえず桐谷健太と国仲涼子という好きな俳優さんが出ていたので見てみました。

田舎の良さと悪さが絶妙に描かれていて、妙にリアルなドラマだった。
不満な点としては、四万十川の大自然をもっとフューチャーしてドラマから地域活性化を目指しても良かったのではないかと思った。
「4番ピッチャー松本弘樹」というおじいちゃんのフレーズが今でも頭に残っています(笑)


東京全力少女

★★★

主題歌:中島みゆき「恩知らず
出演:武井咲、渡部篤郎、三浦翔平、塚本高史、比嘉愛未、市川由衣

武井咲の女優たるやを知ることができたドラマ。
あの暗くて何とも言えない表情の武井咲は一切なく、田舎から出てきた元気印の少女を演じる。
いやー女優だわーと思わされましたね(笑)



結婚しない

★★★★

主題歌:コブクロ「紙飛行機
出演:菅野美穂天海祐希玉木宏

素直に面白かったです。
強い女性とイケメンが見れて女性にとっては最高のドラマだったんではないでしょうか?笑

タイトルに偽りなく、最後まで結婚しないというスタイルが貫かれているのでメロドラマにありがちな終わり方(まぁ今ではこの終わり方は見なくなりましたが…)ではなく、あっさりすっきり最終回を迎えました。

オトナの恋愛とはこういうものなのだろうかと考えさせられた作品でした。
配役はバッチリでした。


匿名探偵

★★★

主題歌:優梨花「六本木心中
出演:高橋克典,片瀬那奈,田山涼成

ご存知特命係長・只野仁との類似シリーズ?

特命係長ほどのインパクトはなく、しかしそれなりにおもしろいレベルでした。

お決まりのベットが軋むあのシーンはご存命だが、今回は攻守交代といったところでしょうか(笑)


高校入試

★★★☆

主題歌:back number「青い春
出演:長澤まさみ、南沢奈央、中尾明慶

深夜枠が定着してきた長澤まさみ、今回は帰国子女の高校教師を演じています。
学園モノではなく、ひたすら「入試」に焦点を当て続けたかなり特殊なドラマ。

場面の移ろいなどはなくお金の全くかかっていない地味な作品ですが、その怪しさと続きが気になるつくりが良かった。
入試というほとんどの人が何かしらの形で経験したことのある緊張感を伴うイベントをダイナミックにテーマにしたのが功を奏したのではないでしょうか。


イロドリヒムラ


★★★☆

出演:日村勇紀バナナマン

完全なる深夜枠でしたが、これが素晴らしかった。
バナナマン日村が主演なので期待値はほぼゼロでしたが、日村の演技力とドラマの撮り方の質が高かったのか、異様にインパクトがありました。

毎回、話と共に女優さんが変わっていくのですが、特に、

第4話 海辺の犬 (主演:本仮屋ユイカ)
第5話 鎖国ガール(主演:北乃きい)
第7話 張込み(主演:坂井真紀)
第10話 価値観(主演:星野真里)

この4つはかなりのものでした。
全てこのレベルだったならば今クールのベストにしていたと思うぐらい。

何年後かにこの4つだけでも見たいなー。


毒<ポイズン>


★★☆

出演:綾部祐二(ピース綾部)、臼田あさ美、渡辺いっけい

飲むと24時間後に死に至り、決して検出されない毒。
その完全犯罪が可能な毒を手にした時、人に良心は生きるのか。
それを試す松井と警察の対立軸。深いといえば深い。ありそうでなかったのか。
バカ正直な役をやらせたら抜群の臼田あさ美、今後もこういう役での登場が多そう。


ピロートーク~ベッドの思惑~

★★

主題歌:Do As Infinity「mannequin」
出演:田畑智子中村ゆり村川絵梨楠見薫

こういうしょうむないの好きなんですよねー(笑)
結婚できないアラサー女子をちょっとエロチックに描いたドラマ。
それ以上でもそれ以下でもなく、ただただ僕の中で受け付けなかった田畑智子株が少しだけ上がったわけで。笑


シュガーレス

★★★☆

主題歌:GENERATIONS「BRAVE IT OUT」
出演:白濱亜嵐 (GENERATIONS )、鈴木 伸之劇団EXILE )、佐野 玲於 (GENERATIONS )、町田 啓太劇団EXILE )、SHOKICHI碓井 将太 (D-BOYS )、トリンドル玲奈上田 眞央

関東圏しか見れないということでわざわざネットで見たシュガーレス。
アウトロー系は大好物ですが、出演者がジャニーズのまがい物みたいな連中ばっかりなので(笑)、大した期待はしていなかった・・・が、これがこれが良かった。

喧嘩が弱いがメンタルと志だけは誰にも負けない椎葉を中心に、マルモ、シロ、卜部、キリオ、シャケなどどの役も存在感があって迫力があった。
テッペンを取るために争うというアホみたいな内容ですが、ただただ面白かった。
別に昔ワルをやってたわけではないですが、あの頃を思い出すんですよねー


※【相棒Ⅺ】

継続して今クールも放送中。
引き続き見ているため、現時点でのレビューは割愛。



◆勝手にアカデミー◆

*最優秀作品*

結婚しない

今の時代感覚にフィットしつつも、ドラマならではの臭いシーンも残した良作。


*最優秀主演*

菅野美穂 (結婚しない) 

主演が天海祐希という説もありますが、やはりこのドラマは菅野美穂あってこそ。
 

*最優秀いぶし銀*


碓井将太 (シュガーレス)

まさかのキリオを演じた碓井くんです。味がありました。
ギョロッとした目と存在感は他の作品でも活きると思います。
窪塚洋介的な魅力を感じました。


*最優秀主題歌*

コブクロ 「紙飛行機」 (結婚しない)

曲自体は全盛期の頃と比べるとだいぶ劣りますが、ドラマと一番一体感がありました。


~秋クールのプレイバック~

今回はどれもいまひとつ、頭一つ抜けていたのが結婚しないでした。

その割に見過ぎだろwwというツッコミはなしでお願いします(笑)


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