11/12(Mon) 松尾昭彦「シーラカンス」リリースイベント@京橋ism
松尾 昭彦(元General Head Mountain)ゴエク(EDDY)
あき(NOA)
椎木 知仁(My Hair is Bad)
また松尾さんの声を聴くことができた。
忘れもしない去年の2月27日、梅田シャングリラで解散直前ジェネのライブを観た。
その時の感動と悲しみはとてつもなかった。
ライブハウスから駅までの道のり、シャンディガフ片手に雨に濡れ、町を口ずさんだのを鮮明に覚えている。
あの時はもしかしたらもう松尾さんの音楽を聴くことはできないかもしれない。期待とは裏腹にそんなことを思っていた。
だ け に !
最高でした。
音源のみならず、生で松尾さんの歌を聴けるなんて・・・。
仕事を終えて初めて訪れる京橋ismへ。
開演前にライブハウス前で写真にあるボードを眺めている人がいたので、この人も一人参戦かと思い、話しかけました。
私 「松尾さん見に来られたんですか?」
男性 「えぇっと、実はコレ僕なんです」
私 「・・・!?」
そう、その男性は新潟から急遽出演が決まったMy Hair is Badの椎木さんでしたww
まさに、やっちまったなー!です、はい。
すいませんと連呼し、少し話をした。
何やら声が全然出ないらしく、どうしようかと京橋の街を彷徨いていたらしい。
大阪の人が聞くと、京橋で徘徊したから声が出なくなったのではないかとツッコミが入りそうなところだ(笑)
(実際は連日のライブと打ち上げのお酒が原因とのこと・・・)
前置きが長くなりましたが、簡単ですがライブレポです。
松尾さんのセットリストだけちゃんと覚えて最後に載せておきます。
松尾さん含め4名の方のアコースティックライブでした。
改めてギター一本で聴かせる難しさと素晴らしさを目撃した感じです。
下手なりにもギターを弾く身としては非常に勉強になります。
シーラカンスのCD帯を持って行くとチャージ無料、2drink1000円という破格。
■あき(NOA)
大阪で活動しているNOAというバンドの方の弾き語り。
独特の雰囲気から繰り出される歌声は特徴がないようである、メロディもよくありがちそうでない。
今後バンドサウンドの方も聴いてみたいと思いました。
■椎木 知仁(My Hair is Bad)
ライブハウス前でお会いした椎木さんです。
やはり相当声の調子が悪いらしく、高音が全く出てず、かわいそうだった。
が、歌い切るのが立派。歌詞の独自性、キラリ光るメロディライン、これから楽しみな若手ホープ。
ああして出会ったのも縁ですので追っかけていきたい。
■ゴエク(EDDY)
迫力満点、コード進行も自分好み。
Eとかマイナーコード使いまくりでホント大好物です。
少しJポップ要素が強いかなと思うも、良い音楽に妙なジャンル分けは不要か。
■松尾 昭彦(元General Head Mountain)
ファンも納得の60分ステージ。
アンプにノイズが入るから(?)という理由で完全生音で松尾さんは弾き出し歌い出した。
今までの3人全員がアンプ通した後に生音でやるとだいぶショボく聴こえてしまうから・・・と思っていたけれど、スイマセン全くそんな心配は必要なし。圧倒的な存在感と声量が会場を包み込む。
ベッドと空の上、風船、秘密、三月と夏の日とシーラカンスから連発。
今回のアルバムも捨て曲が一つもない。
21歳の時に作った曲ですと始まったのはシーラカンスから、雨。
しかしこれはご存知、ジェネ時代の名曲。
この曲が大好きなのでひたすら聴き入る。やはり素晴らしい。
レコーディング以来初めて歌います、夕暮れは優しかった。
ここでジェネ時代に全国のライブハウスを回った思い出なんかを少し述べて、でも結局その地その地の思い出というよりは、そのライブハウス周辺の思い出なんですよねーと。
解散後の最初に作った曲みたいです、時計。
シーラカンス、最後は僕のこと/君のこと。
CDでは最初と最後の曲に収録されているが、元々は1曲。これを本来あった形で歌ってくれた。
これは希少価値高い。
そしてどうもジェネ時代の未発表曲だから分けたそうです。
ここからはお待ちかね、ジェネタイム。ジェネ時代のメドレーが繰り出される。
何が来るんだという楽しみは全員同じ。特に、菫、手紙、恋あたりが聴けたのが絶妙。
ここでMC。
今大事にしていることは、作品を作るとか何かを残すとかではなくて、生きていくこと。
その中で巻き起こるドラマで笑ったり泣いたり、皆さんの生活のどこかにお手伝い・・・は言いすぎ、良い感じになっていけばいい。
ずっと音楽しかやってこなかったものですから。来年30歳になります。
30歳の大人として当然持っているものはない。貯金はない!笑
僕は明日は誰より信じたい、信じる。
僕はバンドマンだからこういうのを言っていいタイプです。
喜びの歌。本編最後は新しい曲、松尾バンドの曲で締める。
幸せな曲である。
アンコールでは町を合唱。
やはりこの曲はいつも最後に相応しい。
何と短い60分。楽しく素晴らしい時間だった証拠。
いつになく、と言うと語弊があるけれど、やはりいつになく幸せそうだった。
今後も松尾さんの音楽活動に首ったけ。
ちなみにスーツ参戦していた方がもう一人いて、席もたまたま隣だったので話し気が合い友達になった。
先日、仕事終わりにその人とカフェで4時間以上音楽について語り合った。
これもひとえに松尾さんに感謝。
@セットリスト(松尾昭彦)
1.ベッドと空の上
2.風船
3.秘密
4.三月と夏の日
5.雨
6.夕暮れは優しかった
7.時計
8.僕のこと/君のこと(オリジナルバージョン)
9.ジェネ時代のメドレー(菫~雪~手紙~恋~雪月花~群青~散歩道)
10.喜びの歌
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11.町
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