離島一人旅@隠岐その9(3日目~後編) | Looking Back , Moving Forward

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8月20日() 後編 「海賊船とみつけ島荘

※最近このブログを読み始めていただいた方も多数いらっしゃるので、ここまでのリンクを載せておきます。
良ければその1からご覧下さい。

離島一人旅@隠岐

その1(前夜)       「街を去る猿」

その2(初日~前編)  「島入り、ジオパークデビュー」
その3(初日~後編)  「その瞬間をとらえろ」

その4(2日目~前編) 「ないものはない、海士町」
その5(2日目~中編) 「黄昏」
その6(2日目~後編) 「かたえ荘での夜」

その7(3日目~前編) 「旅人の大いなる一歩」

その8(3日目~中編) 「天空の牛たちよ」




・・・では前回の続きです。

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遊覧船とは名ばかりだ。

水しぶきを通り越し、(仮)ウォータージェットスパイラルを巻き起こして船は進む。

私を含めた乗客3名は興奮していた。

広がる大海は透き通り、取り囲む山々と巨大な岩はあまりにも堂々としている。

自分たちのちっぽけさを感じながら、しかしこの大自然の中をハイスピードで駆け抜ける自分たちもまたなかなかかっこいいのではないか?笑


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まさにコバルトブルーな海の奥には洞窟がある。

すぐそこにあるのに人の手が届かない。うむ、神秘的。


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通天橋と呼ばれる名所。大自然が生んだ造形美。
まるで海賊船に乗っているようだ。

以前はここを通れたそうだが、落石があった数年前から通れない。
奥に見える岩が邪魔をして通り抜けられない。


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牛たちが水浴びをしている。
ここは本当に日本なのだろうかと疑いたくなる光景。


photo:07

エメラルドグリーンの海が光っている。
今にも宝石が飛び出てきそう。


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何かに見えませんか?
そう、巨大なゾウ。間近で見るとかなりの迫力。


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この遊覧船の最大の見せ場である明暗の岩窟(あけくれのいわや)の入口。
延長250mに及ぶ自然が作り出したトンネル。
イタリアの青の洞窟は世界的にも有名だが、それ以上の名所が隠岐にある。
こちらはあまり知られていない穴場。

しかし残念ながら波が高くて入れない。
3回に1回ぐらいしか入れないそうで決して運が悪いわけではなく、幸運ではなかっただけ。笑


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空、緑、洞窟、海。

代わりに連れてっていってもらった秘密の名所。
所々にある洞窟の入口、ここはシャチの住処であったと言われています。
最近では全く姿を見せないとか。


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遊覧船という名の海賊船の旅が無事終わる。

遠目でしか見えないが、頭をジェルで固めて髭がキマっているワイルド船長、いかにも海の男という感じ。
船を降りてから勇気を出して話しかけてみた。

隠岐の自然について、今回は見れなかった明暗の岩窟について口頭でワイルドに説明してもらった(笑)
ネットには載ってないような話をたくさん聞けてワクワクした。

別れを告げ、ワイルド船長は愛車のメンテナンスに戻った。
その姿、チャーミングなり。笑



さて、ここからどうしよう。
宿まではかなり距離があるのでバスに乗るか。

現地の人が利用するバスを見つけて乗り込み、走ること30分。
今夜の宿「みつけ島荘」に到着。

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宿の子どもさんが書いたらしい見事な文字が出迎えてくれる。

photo:08


女将さんと話をして部屋に荷物を置く。ご綺麗な部屋。

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晩メシまで時間があったので外へ出た。
そういえば近くに良さげな土産屋の看板が見える。

と、宿を出てしばらくのところおばあちゃんがイスを出して座っている。
何してるんですかー?と話しかけてみたところ、何とみつけ島荘のおばあちゃんだった!
女将さんのお母さんなので、マザー・オブ・女将といったところか。
どうりで何か異様なオーラを放ってらっしゃるわけだ。

海風と夕陽を前に世間話をした。
楽しく貴重な時間だった。
散歩、大成功!


さて、楽しみにしていた晩メシ。ここはメシがうまいことで有名。
元板前が主人というからそれもそのはず。

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うまいものに言葉は要らない。
本当にうまい。今までの人生で食べてきたものの中でもベスト3には余裕で入ってしまう。

岩ガキ、何これww
こんなでかい牡蠣は初めて。写真で見ると小さく見えるが実際はかなり大きい。

photo:09


鯛の味噌焼き。
魚の中に味噌を詰め込んで焼いてあるまさに職人技。
焼きたてをもってきて下さる。圧巻の上品さ。

photo:10


他にもサバのすき焼きや見たことのない貝、お刺身、イカの姿焼きなど見事な料理が並んだ。

舌、鼓まくりで西ノ島の夜に就く。



現在10位前後をうろついています。
引き続きの応援、良ければよろしくお願いします。


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