2011年の競馬総括とおまけ観戦記 | Looking Back , Moving Forward

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前に進むために振り返ります。冷静に情熱的に。日常のこと、旅行記、競馬、映画、ドラマ、レビューなど欲張って書いてます。

2011年の競馬を振り返ります。

下記と重複しますが、競馬界的には震災直後に日本を勇気づけるヴィクトワールピサのドバイ制覇、クラシック戦線ではオルフェーヴルの3冠達成と非常に盛り上がった年でした。とは言うものの、武豊の毎年GⅠ勝利の記録も23年でストップしてしまったことやブエナやヴィクトワールの引退は名残惜しい出来事でした。

個人的には夏の小倉記念で17万的中という競馬人生の中で最高額の的中があった思い出深い年となりました。


【1~3月】

3月の震災後にドバイW杯でヴィクトワールピサが世界制覇を果たす。
歴史的に見てもすごいことだが、何より日本が勇気づけられた瞬間だった。
2着のトランセンドも地味にすごいでっせ。


【4~6月】

皐月、ダービーを楽々勝ち、3冠の切符を手にしたオルフェーヴル。
かたや牝馬クラシック戦線は結局どの馬が強いのかわからず、古馬ではブエナが惜しいレースが続く。
3歳では無理と言われていた安田記念をリアルインパクトが制覇したのも印象的。さすがディープの仔。


【7~9月】

忘れもしない小倉記念、3連複&馬連&ワイド的中で17万GET!
自分が描いていた通りにレースが運び、的中するのは心底嬉しい。
イタリアンレッド、キタサンアミーゴ、リクエストソングには感謝。
特に13番人気で波乱を演出してくれたキタサンアミーゴには会ってお礼が言いたい。w


【10~12月】

何といってもオルフェーヴルの3冠達成。年末には有馬も悠々勝ち、一気に日本の頂へ登りつめたのが最大級のスポットを浴びた。菊花賞と有馬を見て、ああ、国内に敵はいないなと思った。直線の差しもさることながら、先行しても後方にいても最終コーナーの加速度が他馬を圧倒している。内で包まれない限り、負けない。
3冠の影に隠れているが、クラシック全て2着を確保してジャパンカップも5着に健闘したウインバリアシオンも賞賛に値する。
古馬ではジャパンカップのブエナ復活劇は感動的であった。次走引退レースの有馬では凡走に終わってしまったが、本当に強い馬だった。魅力という点ではウオッカには叶わないが、間違いなく競馬史上最強の牝馬の称号はブエナビスタに与えられるべきだろう。妹のジョワドヴィーヴルも華々しい活躍を遂げているのでお姉ちゃんも安心したんかな。お疲れ様でした。

そして最後の最後でヴィクトワールピサの早すぎる引退も発表された。
身を粉にして日本のために頑張った勇姿を忘れない。


【ダート路線と武豊の記録】

ダート路線は強い馬が強い競馬をしてくれた年だった。
エスポワールシチー一強の時代から、トランセンド、ダノンカモンを含む3強体制へ。
地方では無敵のスマートファルコン、いつになったら中央で走るんだと怒りと逆にここまで貫くと清々しさが同居する。中央で走れば武豊の大記録も繋げただろうにと思うと何とも言えない。


【ジョッキー世代交代】

馬も変わればジョッキーも変わる。
武豊、アンカツ、横典の時代から岩田、福永、池添の時代へ。
岩田は前に行かせたら本当に人気に関わらず結果を残してくれる頼れる騎手。
福永と池添は馬に恵まれた感もあるが、福永は確実に力をつけてリーディングを取ったし、池添の菊花賞の騎乗ぶりを見ていると単にフロックが連続しただけではないと思わせてくれる。


【サタうまが終わる】


9年間続いたサタうまが12月末いっぱいで終わってしまった。
馬の裏側やジョッキーの素にここまで迫ったメディアはサタうまを差し置いてないのではないか。
競馬のロマンにも馬券にも全力投球であった貴重な番組を失うのは痛い。
何より競馬の魅力を教えてくれたのは他でもないサタうまであり、故郷を失ったような感覚に陥る。
土曜の夜はこれを見るために夜更かししていたのが懐かしい。


~観戦記~

生で競馬を楽しむのはやはりひと味違う。
今でも味わえる馬券を買うドキドキ感、馬が芝を走る音。

通算ではあるけれど、京都開催のGⅠを全て生で観戦できたのも達成感あり。


1月16日(日) 第58回 日経新春杯(GII)

大学時代の友達が京都に遊びに来た時に淀へ繰り出しました。
程良く負けましたが、ルーラシップの強さは圧巻でした。
友人たちとの良い思い出。


5月1日(日) 第143回 天皇賞(春)(GI)

会社の競馬好きな人たちと。
人気馬総崩れでヒルノダムールくんが勝ちました。
天春は負けましたが、東京メインを当てたので収支は少しプラスでした。


5月28日(土) 第47回 金鯱賞(GII)

斯く斯く然々でまさかの特別来賓席で観戦することができました。もちろんスーツでしか入れません。
この先、馬主でもならん限り難しいでしょう。
外界の音が遮断され、馬の音、ムチの音がリアルに聞けえてくる。

日経新春杯でルーラシップの強さに魅せられた僕としてはもちろん頭でガッツリと。
人気通りも、3連単500円ぐらいで買っていたので万馬券に。至福の一日。


10月23日(日) 第72回 菊花賞(GI)

3冠馬誕生の瞬間をこの眼でしっかりと見届けてきました。会場は沸きました。
上述していますが、生で見たレースの中で最も感動的。
サークルの同期と後輩と朝の8時前に競馬場に集合するも、屋内席は全て満席。
終わってみればそれも納得です。今では日本一の馬です。
ちなみに馬券的にはトーセンラーが余計でした(笑)


11月13日(日) 第36回 エリザベス女王杯(GI)

会社の先輩たちと。
スノーフェアリー強っ!
2~4着のアヴェンチュラ、アパパネ、ホエールキャプチャで決まってくれたらおいしかったのに。。。
日本馬は敗れましたが、実力馬が力を発揮してくれたで見ていて納得のレース。
ゲストの吉高由里子を生で見れたのも良かった。もうね、かわいいよあれは(笑)

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~オルフェーヴル3冠馬の瞬間