Looking Back 2010 ~世間編~ | Looking Back , Moving Forward

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前に進むために振り返ります。冷静に情熱的に。日常のこと、旅行記、競馬、映画、ドラマ、レビューなど欲張って書いてます。

正確ではないけど、一応時系列に簡単に振り返ります。


【口蹄疫】

緊急事態に国が、地方がどう対応しなければならないかが問われた問題だった。
宮崎の人と牛には色んな意味で残酷な結果になってしまったと思うけど、
これからこういう事態はどこでいつ起こってもおかしくない。
全ての人が当事者意識で思考しないといけないと実感させられた出来事。


【W杯】

日本中が喚起に湧いた春。
毎年なら多くの人が応援しつつもどこかで結局は負けるだろうなと思っていたと思うけど、
今年はどう勝ってくれるんだと楽しみだった。
本田の無回転シュートをはじめ、忘れられないシーンの数々。
ちなみに僕は終始岡田監督のことを応援していた数少ない内の一人です。(笑)


【普天間問題】

最低でも県外。軽率なキャッチーなフレーズが自らの首を絞めることになった。
確かに沖縄にずっと基地を置いておくことは平等ではないかもしれない。
実際に米兵が沖縄で好き勝手やってるのも確かだと思う。
でもこの問題で考えないといけないのはもっと本質的なところ。
日米関係を語る上で軍事問題は欠かせない。
そりゃ誰しもが軍事力持たずに平和に過ごしたい。でも残念ながらそれができないのが今の世界情勢。
米に日本を守ってもらう代わりに日本は徴兵もしていないし、憲法9条でも堅く平和が誓われている。
つまり、とてつもなく複雑な問題であり、ちょっとやそっとで解決できることではない。
少なくともマニフェストのように軽率な言葉は最も避けるべきだった。


【鳩山&小沢辞任、菅政権発足】

鳩山さんが辞任するのは時間の問題だった。小沢さんも連れて行ってくれたのにはちょっと感心したけど、
何のことはない、今ではよくわからなくなってきている。
歴代の首相の名前ぐらい覚えてないと恥だとつい最近まで言われていた時代だったが、
もはや子どもにそんなことすら教えたくない状態になってしまっている。


【尖閣諸島衝突事件&映像流出】

これにはおったまげた人も多いと思う。
映像流出に関しては何とも言えないとこだが、
勇気ある一人の海上保安官の行動が多くの国民に知る権利と正義を与えたことは紛れもない事実。
愛国心とかそんな大袈裟で甘ちょろい言葉じゃなくて、一人の人間としてこの事件をどう考えるのか、
真剣になりました。

【ノーベル平和賞】

日本人の受賞(クロスカップリング?)もすごいけど、何と言っても劉暁波氏に平和賞が与えられたことは世界的なニュースだ。
単純に平和活動した人に与えるだけではなく、それが国にまで影響力を与えるとこまで考えられての決定だったのだろう。こういうメッセージ性の強く、センスある決断は日本にはない。
もう一度考えろよ、という世界からのメッセージを中国はこれからじっくりでもいいから受け止めていかなければならないのではないか。